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概要 anchor.png

TTL2DXIFは汎用のシリアルI/Fを2種類の半二重シリアルI/Fに変換するボードで、BTE094 TTL2DXIFの後継機です。半二重I/Fの入出力方向の切り替えは送信データと連動させても通信は可能ですが、ビットと連動して高速に入出力が切り替わる事の弊害もあるため、その場合は本ボードを介して切り替えの頻度を低減させ通信の安定性を図る事ができます。

Dynamixelシリーズがサポートする半二重TTLシリアル及びRS-485 I/Fとの互換性を持ち、また同種のI/Fで通信する他の装置に適用できます。

※本製品は半田付け作業を要求します。
DXSHIELDに付属します。

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仕様 anchor.png

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同梱内容 anchor.png

型式数量備考
本体1E150B
ピンヘッダ1本1x8ピン(2.54mmピッチ)
コネクタ1個JST B3B-EH
1個JST B4B-EH
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基本仕様 anchor.png

商品番号BTE094B
PCBリビジョンE150B
動作温度範囲0~70℃ 結露なきこと
寸法12x21mm
重量
電源電圧範囲3.0~5.0V
絶対最大定格電圧-0.5~6.5V
UART
コンディション
RXD VIH min2.0V (VCC=3.3V)
3.5V (VCC=5.0V)
RXD VIL max0.8V (VCC=3.3V)
1.5V (VCC=5.0V)
TXD VOH min3.3V (VCC=3.3V)
4.6V (VCC=5.0V)
TXD VOL max0.2V (VCC=3.3V)
0.3V (VCC=5.0V)
各I/F仕様TTL複信 半二重
最大通信速度 12Mbps
絶対最大定格 -0.5~6.5V
ESD保護 MM=±2kV, HBM=200V
RS-485複信 半二重
最大通信速度 12Mbps
最大ノード数 256台
絶対最大定格 -70~70V
ESD保護 CDM=±1.5kV, HBM=±16kV
環境配慮RoHS準拠, 鉛フリー半田

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外観・レイアウト anchor.png

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3D
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E150B_Btm.png
E150B 3D pdf
※ダウンロードした上でAcrobat Readerで閲覧の事

※出荷時にJ1・J2・CN1・CN2は未装着

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各機能詳細 anchor.png

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J1 anchor.png
E150B_J1.png
  • 全二重UART
    端子番号信号名
    1VDD
    2TXD (O)
    3RXD (I)
    4GND
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J2 anchor.png
E150B_J2.png
  • 半二重1ワイヤTTL及びRS-485 I/F
    TTL_IF.png
    RS485_IF.png
    端子番号信号名
    1RS-485 D- (DM)
    2RS-485 D+ (DP)
    3TTL Signal (TTL)
    4GND
  • TTL Signalは220kΩでVDDへプルアップ、DMとDP間は150Ωのターミネータ装備、DMは680ΩでGNDへプルダウン、DPは680ΩでVDDへプルアップ済み
    E150B_Regs.png
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CN1 anchor.png
E150B_CN1.png
  • 2.5mmピッチ3ピンランド
  • DynamixelシリーズのTTL I/Fとコンパチな端子レイアウト
    端子番号信号名
    1GND
    2-
    3TTL Signal (TTL)
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E150B_CN2.png
  • 2.5mmピッチ4ピンランド
  • DynamixelシリーズのRS-485 I/Fとコンパチな端子レイアウト
    端子番号信号名
    1GND
    2-
    3RS-485 D+ (DP)
    4RS-485 D- (DM)
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使用方法 anchor.png

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TTL I/F anchor.png

3ピンコネクタを採用したDynamixelをはじめ、その他のサーボモータは概ねこのI/Fを介して通信ができますが、I/Fのタイミングや電気的特性等の詳細が公開されていない製品への適用は注意が必要です。

マイコン等に備わっているUARTの送信端子とJ1-3(RXD)端子、受信端子とJ1-2(TXD)端子を相互に接続します。電源は3.3Vないし5Vに対応しますので、マイコンの動作電圧に合わせてJ1-1とJ1-4に適宜接続します。
J2-3(TTL Signal)端子はJ1-3(RXD)端子がLOWになると出力に、HIGHになると一定時間経過の後に入力に切り替わります。
J1への配線は極力短くし、J2への配線にはシールドケーブルの使用を推奨します。

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RS-485 I/F anchor.png

4ピンコネクタを採用したDynamixelやその他のサーボモータは概ねこのI/Fで通信できますが、こちらもTTL I/F同様に詳細仕様が公開されていない装置への適用には注意が必要です。

マイコン等に備わっているUARTの送信端子とJ1-3(RXD)端子、受信端子とJ1-2(TXD)端子を相互に接続します。電源は3.3Vないし5Vに対応しますので、マイコンの動作電圧に合わせてJ1-1とJ1-4に適宜接続します。
J2-1/2(DM/DP)端子はJ1-3(RXD)端子がLOWになると出力に、HIGHになると一定時間経過の後に入力に切り替わります。
J1への配線は極力短くし、J2への配線にはツイストペアシールドケーブルの使用を推奨します。

E150_RS485_Connection.png
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CN1,CN2 anchor.png

付属のEHコネクタをCN1ないしCN2に装着する事で、J2を介さずにX3PもしくはX4Pケーブルを用いてDynamixelと接続できます。

E150B_CN1_2_MOUNT.png
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その他 anchor.png

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注意事項 anchor.png

  • BTE094 TTL2DXIFとの差異は、CN1とCN2のコネクタの向きを180度変更(ライトアングルのEHコネクタに対応)、基板裏面の部品を排除、RS-485 I/Fの直列抵抗排除、必要に応じて低速対応。
  • 両I/Fの送受信方向切替信号(DIR)はRXD端子の信号を元にU3により生成しているが、内部回路が想定する時間(5us)よりも応答が早いデバイスを使用した場合はバスの衝突が発生する可能性がある。R6(0Ω抵抗)の実装によって変わるU3の入出力波形を以下に。

    5us(R6未実装時)
    E150B_delay_5us.png
    50us(R6実装時)
    E150B_delay_50us.png
  • RXD端子の信号のビットの変化が5us以上かかる低いボーレートでは、データの途中であってもバスの切り替えが発生する。
  • TTL I/FとRS-485 I/Fへ入力された信号はAND回路を経てTXD端子から出力される。もし両I/Fから同時に信号が入力された場合は、TXD端子から得られる信号はシリアルデータとして意味を持たない。
  • RXD端子から入力された信号がTXD端子から出力(エコーバック)されることは無い。
  • TTLとRS-485の両I/F間をまたいだ通信は行わないため、I/Fを混在させた環境での運用には注意が必要である。
  • J1の信号線に要求されるのは3.3Vないし5Vのロジックレベルの信号であり、RS-232C等のレベル変換がなされた信号を接続してはならない。
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対応するデバイス anchor.png

Device Name
Dynamixel AX・DX・RX・EX・MX・X・PRO・PRO+, USS3・DXMIO

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最終更新: 2024-02-16 (金) 09:46:12 (JST) (71d)