10: 2010-07-16 (金) 14:04:02 sho ソース 現: 2011-08-06 (土) 00:59:29 takaboo ソース
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 +TITLE:FDIII-DISPLAYマニュアル
 +#norelated
 +#contents
 +[[ショップページへ>http://www.besttechnology.co.jp/modules​/onlineshop/index.php?fct=photo&p=95]]
 +
*概要 [#g81b7015] *概要 [#g81b7015]
-シリアル通信に対応したカラー液晶ディスプレイです。文字とグラフィックの表示が可能です。 +[[FDIII-HC]]に接続し[[FREEDOM III Library]]を使用する事で文字とグラフィックの表示が行えるカラーLCDです。
- +
-FREEDOM jr.IIIの胸に装着することで、[[PCレスでFREEDOM jr.IIIを操作できるサンプルプログラム>#jf622c1c]]を用意しています。 +
- +
-また各種マイコンボードに接続して使用することも可能です。+
特徴は以下の通りです。 特徴は以下の通りです。
-シリアル接続 -シリアル接続
--ボーレート、文字コード、文字サイズ切り替え +-ボーレート・文字コード・文字サイズ切り替え 
--英数字、日本語表示+-英数字・日本語表示
-グラフィック表示 -グラフィック表示
-エスケープシーケンス対応 -エスケープシーケンス対応
- +-FREEDOM Jr. III([[BTH050]], [[BTH051]])の胸に装着可
-※FDIII-HCは、日本語に対応していません。+
*仕様 [#bec6aa65] *仕様 [#bec6aa65]
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|動作温度|10~40℃| |動作温度|10~40℃|
|消費電流|typ250mA| |消費電流|typ250mA|
-|ボーレート|9600,14400,19200,38400,57600,115200bps&br;※14400,57600bpsはエスケープシーケンスで設定| +|解像度|320x240ドット|
-|グラフィックサイズ|320x240|+
|表示文字数|文字サイズ小:半角2400字&br;文字サイズ中:半角1280字&br;文字サイズ大:半角600字| |表示文字数|文字サイズ小:半角2400字&br;文字サイズ中:半角1280字&br;文字サイズ大:半角600字|
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|品名|数量| |品名|数量|
-|液晶ディスプレイ(e-DISP)|1+|FDIII-DISPLAY本体(LCD+フレーム)|1|
-|アルミフレーム|1| +
-|樹脂ネジ、ナット、ワッシャ|各4|+
|FREEDOMjr.III取り付け用ネジ|4| |FREEDOMjr.III取り付け用ネジ|4|
-|基板用ヘッダ(JSTの[[B4B-EH>http://www.jst-mfg.com/product/​detail.php?series=58]])|1| 
**コネクタ [#lfbf3fe3] **コネクタ [#lfbf3fe3]
-JSBの[[EHR-4>http://www.jst-mfg.com/product/d​etail.php?series=58]]+JST [[EHR-4>http://www.jst-mfg.com/product/d​etail.php?series=58]]
#ref("connecter.png") #ref("connecter.png")
Line 45: Line 41:
|4|5Vin|5V入力| |4|5Vin|5V入力|
-**ディップスイッチ [#h8abde82] +**ジャンパ(ディップスイッチ) [#h8abde82] 
- +(2011年1月)ディップスイッチからジャンパに変更となりました。
-#ref("dip.png")+
***ボーレート設定 [#r061d0fe] ***ボーレート設定 [#r061d0fe]
-ディップスイッチNo1,2で設定します。 +ジャンパ(ディップスイッチ)のNo1,2で設定します。 
-|ディップスイッチ|No2_ON|No2_OFF+|ジャンパ(ディップスイッチ)|No2ショート(ON)|No2オープン(OFF)
-|No1_ON|115200bps|19200bps| +|No1ショート(ON)|115200bps|19200bps| 
-|No1_OFF|38400bps|9600bps| +|No1オープン(OFF)|38400bps|9600bps|
- +
-14400,57600bpsへはエスケープシーケンスにて切り替えます。+
***文字コード設定 [#p43feb97] ***文字コード設定 [#p43feb97]
-ディップスイッチNo3で設定します。 +ジャンパ(ディップスイッチ)のNo3で設定します。 
-|ディップスイッチ|ON|OFF|+|ジャンパ(ディップスイッチ)|ショート(ON)|オープン(OFF)|
|No3|UTF-8|SHIFT-JIS| |No3|UTF-8|SHIFT-JIS|
-EUC-JPには、エスケープシーケンスにて切り替えます。~ +FDIII-HCに接続して使用する場合はOFFに設定します。
-ISO-2022-JPは自動認識です。+
***画面サイズ設定 [#a67b402a] ***画面サイズ設定 [#a67b402a]
-ディップスイッチNo4で設定します。 +ジャンパ(ディップスイッチ)のNo4で設定します。 
-|ディップスイッチ|ON|OFF|+|ジャンパ(ディップスイッチ)|ショート(ON)|オープン(OFF)|
|No4|半角4x8 全角8x8|半角8x16 全角16x16| |No4|半角4x8 全角8x8|半角8x16 全角16x16|
- 
-半角5x12 全角10x12にはエスケープシーケンスにて切り替えます。 
*使用方法 [#d2459e45] *使用方法 [#d2459e45]
-**FDIII-HCのコネクタ [#z0308f0b] +**FREEDOM jr.IIIのフレームへの取り付け [#a3075a96] 
-初期のFDIII-HCには、ディスプレイ接続用のコネクタが付いていない場合がありますので、事前にご確認下さい。 +FREEDOM jr.IIIの胸部側面に、FDIII-DISPLAYを取り付けるためのネジ穴が4カ所あります。付属のネジでFDIII-DISPLAYのフレームを胸フレームに固定します。
-#ref("connectview.png") +
-コネクタが付いていない場合は、本製品に付属している基板用ヘッダ(JSTのB4B-EH)をご自身でハンダ付けして頂くか、FDIII-HCをお送り頂き当社で取り付けを行ってご返送することも可能です。当社での取り付けについて、詳しくは[[ショッピングページ>http://www.besttechnology.co.jp/modules​/onlineshop/index.php?fct=photo&p=95]]をご覧下さい。 +
- +
-#ref("handa1.png") +
-#ref("handa2.png") +
-ご自身でハンダ付けする場合は、コネクタを上図のように取り付け、裏面からハンダ付けします。 +
- +
-|CENTER:BGCOLOR(red):||c +
-|  :idea:|ご自身でハンダ付けをした場合、ハンダ付けが原因となり得る故障については、保証対象外となります。| +
- +
-**FREEDOM jr.IIIへの取り付け [#a3075a96] +
-FREEDOM jr.IIIの胸に装着することが可能です。+
#ref("FDIII-DISPLAY_T1") #ref("FDIII-DISPLAY_T1")
- 
-FREEDOM jr.IIIの胸のアルミフレームの側面に、FDIII-DISPLAYを取り付けるためのネジ穴があります。図のように2箇所ネジでFDIII-DISPLAYのフレームを胸フレームに固定します。 
- 
----- 
- 
#ref("FDIII-DISPLAY_T2") #ref("FDIII-DISPLAY_T2")
- +ケーブルは腕などが引っ掛からないように取り回します。
-反対側も同様にネジを締めます。 +
- +
----- +
#ref("FDIII-DISPLAY_T3") #ref("FDIII-DISPLAY_T3")
- +**FDIII-HCとの接続 [#z0308f0b] 
-ケーブルは、FREEDOM jr.IIIが動いても、腕などが引っ掛からないように配線します。 +FDIII-HCの電源を全て断った状態で、FDIII-DISPLAYのケーブルを[[FDIII-HCのCN14>BTE083#u3de666f]]に装着します。 
- +#ref("connectview.png")
----- +
#ref("FDIII-DISPLAY_T4") #ref("FDIII-DISPLAY_T4")
- 
-図のようにFDIII-HCのコネクタに接続します。 
- 
-**サンプルプログラム [#e9526a75] 
-***基本サンプルプログラム [#t03cba12] 
-以下は、FDIII-DISPLAYをFDIII-HCに接続して運用する場合のサンプルプログラムです。 
-プログラムの書き込み方法等は、[[FDIII-HC]]又は[[FREEDOMjr.III>BTH051]]の技術情報をご覧下さい。 
- 
-[[ダウンロード>http://www.besttechnology.co.jp/downloa​d/FDIII-DisplaySMPL1.0.zip]] 
- 
-ファイル構成は以下の通りです。 
-|ファイル名||概要| 
-|acc.c||FDIII-HCの加速度センサの値に応じて線を描く。| 
-|buffer.c||画像バッファ0~3にそれぞれ絵を描いて切り替える。| 
-|character.c||エスケープシーケンスで色々な文字を表示する。| 
-|drow.c||10x10ピクセルを1マスとした絵を描く。| 
-|elipse.c||円の内側だけを塗りつぶすように楕円を描く。| 
-|graph.c||ID=100のAX-S1の正面赤外線反射センサ値をグラフ化する。| 
-|model.c||FREEDOM jr.IIIの各Dynamixelのパラメータを表示しながら、Dynamixelの位置をグラフィック表示する。| 
-|pxmap.c||画像転送モードで1ピクセルづつ画像データを画像バッファ0~3へそれぞれ転送し、表示を切り替える。| 
-|share|DisplayDraw.c|FDIII-DISPLAY用の関数が記述されている。| 
- 
- 
-***FREEDOMjr.III Operationサンプルプログラム [#jf622c1c] 
- 
-FDIII-DISPLAYを搭載したFREEDOM jr.IIIに、[[FREEDOMjr.III Operationサンプルプログラム>FREEDOMjr.III Operation sample program]]を適用すると、パソコンが無くとも、リモコンによるメニュー操作のみで、モーション作成や歩行パラメータの編集といった一通りの操作が行えるようになります。 
- 
-詳しくは[[FREEDOMjr.III Operationサンプルプログラム>FREEDOMjr.III Operation sample program]]ページをご覧下さい。 
- 
-#ref("opelation.png"); 
**シリアル通信設定 [#jd1aba69] **シリアル通信設定 [#jd1aba69]
シリアル通信の設定は以下の通りです。 シリアル通信の設定は以下の通りです。
-|パラメータ|設定値| +| パラメータ | 設定値 | 
-|ボーレート|9600,14400,19200,38400,57600,115200|+|ボーレート|9600,14400,19200,38400,57600,115200&br;初期設定は115200|
|データ長|8bit| |データ長|8bit|
|パリティビット|なし| |パリティビット|なし|
Line 146: Line 83:
|フロー制御|なし| |フロー制御|なし|
- +**サンプルプログラム [#m0787970
-**制御コード [#n4b5ce45+[[FDIII-HCサンプルプログラム>FDIII-HC#m24a02e6]]に同梱されるLCD向けサンプルプログラムを参照ください。~ 
- +[[FREEDOM III library]]の必要な初期化を行った上で[[コンソールへの出力API>FREEDOM III library#m9abd54e]]を行えば、文字の表示を行う事ができます。現状入力装置としては使用できません。~ 
-|16進表記|コード|概要|| +グラフィックについては[[専用のAPI>FREEDOM III library#h931c7fe]]を介して描画を行います。 
-|0x08|BS|カーソル位置の左側の文字を削除し、カーソルを左に移動します。|| +#html{{ 
-|0x09|TAB|タブ位置にカーソルを移動します。文字サイズによって初期状態でのタブ間隔は異なります。|| +<pre class="brush: c;"&gt
-|~|~|文字サイズ(全角)|タブ間隔(半角基準)| +#include <fd.h&gt
-|~|~|4x8(8x8)|8| +&nbsp
-|~|~|5x12(10x12)|6| +void main (void)
-|~|~|8x16(16x16)|4| +  // DBGUをコンソールに 
-|0x0A|LF|カーソル位置を1行下に移動します。最終行の場合は、1行スクロールします。|| +  fd_AssignUARTToConsole (115200); 
-|0x0C|FF|カーソル位置を1行下に移動し、先頭行にカーソルを移動します。最終行の場合は、1行スクロールします。|| +  // 文字列送信 
-|0x0D|CR|先頭行にカーソルを移動します。|| +  fd_puts ("\nHELLO!\n"); 
-|0x1B|ESC|本コード以下のコードにより、規定のエスケープシーケンスを実行します。エスケープシーケンスについては、[8 エスケープシーケンス] をご確認下さい。|| +  // LCDの背景を黒に 
-|0x7F|DEL|カーソル位置の文字を削除し、カーソル位置を右に移動します。|| +  fd_LCDSetBGColor ((TColor){R: 0, G: 0, B: 0}, 0) 
- +
-**エスケープシーケンス表 [#q7a0a904+</pre&gt
- +}}
--エスケープシーケンス内のカッコで囲まれた小文字については、任意の数値を意味します。 +
--エスケープシーケンス内の…は、任意のパラメータを複数羅列可能なことを意味します。羅列時は、パラメータ間をセミコロンで区切ります。(ただし、最後のパラメータと識別子の間にはセミコロンは不要です。)パラメータは数値のみ有効です。 +
--数値を省略した省略型は、入力値を初期値として扱います。 +
- +
-|エスケープシーケンス|内容|| +
-|ESC[(y);(x)H&br;ESC[H&br;ESC[(y);(x)f&br;ESC[f|カーソルを(y)行(x)列に移動します(初期値x=0;y=0)。設定値は半角基準です。(x)及び(y)を省略した場合は、初期値の位置にカーソルを移動します。移動先が、全角の2 バイト目の場合も、列補正を行いません。画面範囲外の設定値の場合は、設定値を0 として判断します。|| +
-|ESC[(n)A&br;ESC[A|カーソルを(n)行上に移動します(初期値n=1)。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列位置の補正を行います。最上行から上には移動できません。|| +
-|ESC[(n)B&br;ESC[B|カーソルを(n)行下に移動します(初期値n=1)。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列位置の補正を行います。最下行からは下には移動できません。|| +
-|ESC[(n)C&br;ESC[C|カーソルを(n)列右に移動します(初期値n=1)。カーソルの移動量は、該当位置の文字サイズに依存します。文字が設定されていない場合は、半角文字1つ分移動します。|| +
-|ESC[(n)D&br;ESC[D|カーソルを(n)列左に移動します(初期値n=1)。カーソルの移動量は、該当位置の文字サイズに依存します。文字が設定されていない場合は、半角文字1つ分移動します。|| +
-|ESC[0J&br;ESC[J|カーソル位置から最下行の右端までの文字を削除します。|| +
-|ESC[1J|画面先頭からカーソル位置までの文字を削除します。|| +
-|ESC[2J&br;ESC[*|画面全体の文字を削除し、カーソル位置を最上行の左端に移動します。|| +
-|ESC[0K&br;ESC[K|カーソル位置からカーソル位置の行の右端までの文字を削除します。|| +
-|ESC[1K|カーソル位置の行の先頭列から、カーソル位置までの文字を削除します。|| +
-|ESC[2K|カーソル位置の行の文字を削除し、カーソル位置をカーソル位置の行の先頭列に移動します。|| +
-|ESC[(n);(n);…m&br;ESC[m|文字属性を変更します。(n)には以下の設定値を入力して下さい。(初期値n=0)|| +
-|~|設定値|内容| +
-|~|0|初期値が設定されます。初期値は以下の通りです。文字色:白、文字背景色:透過、下線:無し、太字:無し、点滅表示:無し、反転:無し| +
-|~|1|太字表示に設定| +
-|~|4|下線付きに設定| +
-|~|5|点滅表示に設定| +
-|~|7|文字色と文字背景色を反転| +
-|~|8 or 16|不可視(文字色と文字背景色が透過となります。)| +
-|~|30|文字色を黒に設定| +
-|~|17 or 31|文字色を赤に設定| +
-|~|18 or 32|文字色を緑に設定| +
-|~|19 or 33|文字色を黄色に設定| +
-|~|20 or 34|文字色を青に設定| +
-|~|21 or 35|文字色を紫に設定| +
-|~|22 or 36|文字色を水色に設定| +
-|~|23 or 37 or 39|文字色を白に設定| +
-|~|40|文字背景色を黒に設定| +
-|~|41|文字背景色を赤に設定| +
-|~|42|文字背景色を緑に設定| +
-|~|43|文字背景色を黄色に設定| +
-|~|44|文字背景色を青に設定| +
-|~|45|文字背景色を紫に設定| +
-|~|46|文字背景色を水色に設定| +
-|~|47|文字背景色を白に設定| +
-|~|49|文字背景色を初期値(透過)に設定| +
-|~|24|下線無しに設定| +
-|~|25|点滅表示無しに設定| +
-|~|27|反転無しに設定| +
-|~|29|太字表示無しに設定| +
-|~|60|文字色を透過に設定| +
-|~|61|文字背景色を透過に設定| +
-|ESC[(n)P&br;ESC[P|カーソル位置から(n)文字削除し、削除文字分、カーソル位置より右側の文字を左に詰めます(初期値n=1)。|| +
-|ESC[(n)X&br;ESC[X|カーソル位置から(n)文字削除します(初期値n=1)。カーソルは移動しません。|| +
-|ESC[(n)M&br;ESC[M|カーソル行を含めて(n)行削除し、削除行分上に行を詰めます(初期値n=1)。詰めた分は空白行が挿入されます。|| +
-|ESC[(n)L&br;ESC[L|カーソル行を含めて(n)行空白行を挿入します(初期値n=1)。画面範囲外にはみ出る行は削除されます。|| +
-|ESC[s&br;ESC7|カーソル位置及び文字属性を保存します。|| +
-|ESC[u&br;ESC8|カーソル位置及び文字属性をロードします。(未設定の場合は初期値がロードされます。)|| +
-|ESC[>5l|カーソル表示をON にします。|| +
-|ESC[>5h|カーソル表示をOFF にします。|| +
-|ESC[0g&br;ESC[g|今のカーソル位置のタブ設定をクリアします。|| +
-|ESC[3g|タブ設定をすべてクリアします。|| +
-|ESC$B&br;ESC$@|漢字IN コード(ISO-2022-JP にて使用)|| +
-|ESC(B&br;ESC(J|漢字OUT コード(ISO-2022-JP にて使用)|| +
-|ESCD|カーソルを1行下に移動します。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列補正を行います。最下行で移動した場合は、1行スクロールします。|| +
-|ESCM|カーソルを1行上に移動します。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列補正を行います。最上行からは上に移動できません。|| +
-|ESCE|カーソルを最下行の先頭に移動します。カーソルが最下行にある場合は、1行スクロールします。|| +
-|ESCH|今のカーソル位置にタブを設定します。|| +
-|ESCc|初期状態に戻します。文字サイズ、文字コード、ボーレートはディップスイッチの状態を参照します。ジャンパー設定の状態も参照します。背景画像は消去し、受信データも削除します。|| +
-|ESCT|カーソル位置をカーソル位置の行の先頭に移動します。|| +
-|ESC@0Z|受信データを削除し、背景を含め画面をクリアします。(文字サイズ、文字コード、ボーレートは変更しません。)|| +
-|ESC@1Z|文字コードをSHIFT-JIS に設定 [初期値]|| +
-|ESC@2Z|文字コードをEUC-JP に設定|| +
-|ESC@3Z|文字コードをUTF-8 に設定|| +
-|ESC@4Z|文字サイズを小(4x8)に設定し、背景を含め画面をクリアします。受信データも削除します。|| +
-|ESC@5Z|文字サイズを中(5x12)に設定し、背景を含め画面をクリアします。受信データも削除します。|| +
-|ESC@6Z|文字サイズを大(8x16)に設定し、背景を含め画面をクリアします。受信データも削除します。 [初期値]|| +
-|ESC@10Z|ボーレートを9600 に設定 [初期値]|| +
-|ESC@11Z|ボーレートを14400 に設定|| +
-|ESC@12Z|ボーレートを19200 に設定|| +
-|ESC@13Z|ボーレートを38400 に設定|| +
-|ESC@14Z|ボーレートを57600 に設定|| +
-|ESC@15Z|ボーレートを115200 に設定 (大量のデータを受信した場合に、データの取りこぼしが発生する可能性があります。)|| +
-|ESC@20Z|画面右端にカーソルがある場合の、自動的な改行動作を有効とします。[初期値]|| +
-|ESC@21Z|画面右端にカーソルがある場合の、自動的な改行動作を無効としま。CR、LF、FF によって、改行動作が有効となります。改行無効中は画面右端にカーソルがある場合に文字は追加されませんが、エスケープシーケンスや制御コードによるカーソルの移動または文字の削除を伴う動作があった後は、カーソル位置への文字の追加が有効となります。画面外にはみ出た文字については、保存されません。|| +
-|ESC@22Z|最下段右端にカーソルがある場合の、自動的なスクロール動作を有効とします。[初期値]|| +
-|ESC@23Z|最下段右端にカーソルがある場合、次の表示位置が最上段の左端に設定されます。(スクロールせず、文字が回りこむ動作をします。)|| +
-|ESC@30Z|背景表示用バッファを0 に設定します。|| +
-|ESC@31Z|背景表示用バッファを1 に設定します。|| +
-|ESC@32Z|背景表示用バッファを2 に設定します。|| +
-|ESC@33Z|背景表示用バッファを3 に設定します。|| +
-|ESC@40Z|LF のみでCR+LF の動作を行います。|| +
-|ESC@41Z|LF は規定の動作を行います。 [初期値]|| +
-|ESC@42Z|CR のみでCR+LF の動作を行います。|| +
-|ESC@43Z|CR は規定の動作を行います。 [初期値]|| +
-|ESC@44Z|DEL でカーソル位置の文字を削除し、カーソル右側の文字を削除文字サイズ分左に詰めます。|| +
-|ESC@45Z|DEL で削除を行いません。(カーソル右移動のみ)|| +
-|ESC@46Z|DEL は規定の動作を行います。[初期値]|| +
-|ESC@48Z|BS で削除を行いません。(カーソル左移動のみ)|| +
-|ESC@49Z|BS は規定の動作を行います。 [初期値]|| +
-|ESC@50Z|バー無し表示 (全角スペース挿入)|| +
-|ESC@51Z|縦方向バー1表示|| +
-|ESC@52Z|縦方向バー2表示|| +
-|ESC@53Z|縦方向バー3表示|| +
-|ESC@54Z|縦方向バー4表示|| +
-|ESC@55Z|縦方向バー5表示|| +
-|ESC@56Z|縦方向バー6表示|| +
-|ESC@57Z|縦方向バー7表示|| +
-|ESC@58Z|縦方向バーMAX表示|| +
-|ESC@60Z|バー無し表示 (全角スペース挿入)|| +
-|ESC@61Z|横方向バー1表示|| +
-|ESC@62Z|横方向バー2表示|| +
-|ESC@63Z|横方向バー3表示|| +
-|ESC@64Z|横方向バー4表示|| +
-|ESC@65Z|横方向バー5表示|| +
-|ESC@66Z|横方向バー6表示|| +
-|ESC@67Z|横方向バー7表示|| +
-|ESC@68Z|横方向バーMAX表示|| +
-|ESC@0;(n1);(n2);(n3);(n4);(n5);(n6)z&br;ESC@0z|四角形の単色データを背景に表示します。&br;(n1):設定バッファ(0-3) (n2):四角形幅 (n3):四角形高さ (n4):表示位置X 座標(n5):表示位置Y 座標 (n6):カラーデータ(RGB555 形式10 進)&br;初期値 :n1=0,n2=320,n3=240,n4=0,n5=0,n6=32768(透過)&br;320×240 の表示エリアからはみ出るデータに関しては、無視されます。また、設定値が範囲外の場合は無効となります。&br;(例1) 背景バッファ0 の画面全体を白で塗りつぶすESC@0;0;320;240;0;0;32767z&br;(例2) 背景バッファ1 の座標(80,60)から(100,100)のサイズを青で塗りつぶすESC@0;1;100;100;80;60;31z|| +
-|ESC@2;(n1);(n2);(n3);(n4);(n5);(n6)z|(x​0,y0)-(x1,y1)間にラインを表示します。&br;(n1):設定バッファ(0-3) (n2):x0 座標 (n3):y0 座標 (n4):x1 座標(n5):y1 座標 (n6):カラーデータ(RGB555 形式:10 進)&br;X 座標は0-319、Y 座標は0-239 の値を設定して下さい。|| +
- +
-***画像データを背景に表示する [#tdb49d08] +
- +
-まず、以下のエスケープシーケンスにて、画像転送モードに切り替えます。 +
- +
-ESC@1;(n1);(n2);(n3);(n4);(n5)z~ +
-(n1): 設定バッファ(0-3)~ +
-(n2): 転送画像幅(1-320)~ +
-(n3): 転送画像高さ(1-240)~ +
-(n4): 画像表示位置X 座標(0-319)~ +
-(n5): 画像表示位置Y 座標(0-239) +
- +
-上記のエスケープシーケンスが正しく解釈された場合、”START¥r¥n”という文字列が返信されるので、その文字列を確認後、(n1)及び(n2)に設定した画像の大きさで、画像左上のデータからX方向に順に転送を行います。 +
- +
-転送する画像データはRGB555形式です。 +
-|色|2進数||||16進数| +
-|^|1:黒表示| R | G | B |^| +
-|白|0|11111|11111|11111|0x7FFF| +
-|赤|0|11111|00000|00000|0x7C00| +
-|黒|1|xxxxx|xxxxx|xxxxx|-| +
-※xは0、1どちらでも可 +
- +
-最上位ビットが1 の場合は、以下のビットにかかわらず黒が表示されます。 +
-正常終了すると、”END¥r¥n”という文字列が返信されます。 +
-その後、自動的に通常モードに復帰します。 +
- +
-表示エリアをはみ出すデータに関しては、自動的に切り捨てられます。+


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