16進表記 | コード | 概要 | |
0x08 | BS | カーソル位置の左側の文字を削除し、カーソルを左に移動します。 | |
0x09 | TAB | タブ位置にカーソルを移動します。文字サイズによって初期状態でのタブ間隔は異なります。 | |
文字サイズ(全角) | タブ間隔(半角基準) | ||
4x8(8x8) | 8 | ||
5x12(10x12) | 6 | ||
8x16(16x16) | 4 | ||
0x0A | LF | カーソル位置を1行下に移動します。最終行の場合は、1行スクロールします。 | |
0x0C | FF | カーソル位置を1行下に移動し、先頭行にカーソルを移動します。最終行の場合は、1行スクロールします。 | |
0x0D | CR | 先頭行にカーソルを移動します。 | |
0x1B | ESC | 本コード以下のコードにより、規定のエスケープシーケンスを実行します。エスケープシーケンスについては、[8 エスケープシーケンス] をご確認下さい。 | |
0x7F | DEL | カーソル位置の文字を削除し、カーソル位置を右に移動します。 |
エスケープシーケンス | 内容 | |
ESC[(y);(x)H ESC[H ESC[(y);(x)f ESC[f | カーソルを(y)行(x)列に移動します(初期値x=0;y=0)。設定値は半角基準です。(x)及び(y)を省略した場合は、初期値の位置にカーソルを移動します。移動先が、全角の2 バイト目の場合も、列補正を行いません。画面範囲外の設定値の場合は、設定値を0 として判断します。 | |
ESC[(n)A ESC[A | カーソルを(n)行上に移動します(初期値n=1)。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列位置の補正を行います。最上行から上には移動できません。 | |
ESC[(n)B ESC[B | カーソルを(n)行下に移動します(初期値n=1)。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列位置の補正を行います。最下行からは下には移動できません。 | |
ESC[(n)C ESC[C | カーソルを(n)列右に移動します(初期値n=1)。カーソルの移動量は、該当位置の文字サイズに依存します。文字が設定されていない場合は、半角文字1つ分移動します。 | |
ESC[(n)D ESC[D | カーソルを(n)列左に移動します(初期値n=1)。カーソルの移動量は、該当位置の文字サイズに依存します。文字が設定されていない場合は、半角文字1つ分移動します。 | |
ESC[0J ESC[J | カーソル位置から最下行の右端までの文字を削除します。 | |
ESC[1J | 画面先頭からカーソル位置までの文字を削除します。 | |
ESC[2J ESC[* | 画面全体の文字を削除し、カーソル位置を最上行の左端に移動します。 | |
ESC[0K ESC[K | カーソル位置からカーソル位置の行の右端までの文字を削除します。 | |
ESC[1K | カーソル位置の行の先頭列から、カーソル位置までの文字を削除します。 | |
ESC[2K | カーソル位置の行の文字を削除し、カーソル位置をカーソル位置の行の先頭列に移動します。 | |
ESC[(n);(n);…m ESC[m | 文字属性を変更します。(n)には以下の設定値を入力して下さい。(初期値n=0) | |
設定値 | 内容 | |
0 | 初期値が設定されます。初期値は以下の通りです。文字色:白、文字背景色:透過、下線:無し、太字:無し、点滅表示:無し、反転:無し | |
1 | 太字表示に設定 | |
4 | 下線付きに設定 | |
5 | 点滅表示に設定 | |
7 | 文字色と文字背景色を反転 | |
8 or 16 | 不可視(文字色と文字背景色が透過となります。) | |
30 | 文字色を黒に設定 | |
17 or 31 | 文字色を赤に設定 | |
18 or 32 | 文字色を緑に設定 | |
19 or 33 | 文字色を黄色に設定 | |
20 or 34 | 文字色を青に設定 | |
21 or 35 | 文字色を紫に設定 | |
22 or 36 | 文字色を水色に設定 | |
23 or 37 or 39 | 文字色を白に設定 | |
40 | 文字背景色を黒に設定 | |
41 | 文字背景色を赤に設定 | |
42 | 文字背景色を緑に設定 | |
43 | 文字背景色を黄色に設定 | |
44 | 文字背景色を青に設定 | |
45 | 文字背景色を紫に設定 | |
46 | 文字背景色を水色に設定 | |
47 | 文字背景色を白に設定 | |
49 | 文字背景色を初期値(透過)に設定 | |
24 | 下線無しに設定 | |
25 | 点滅表示無しに設定 | |
27 | 反転無しに設定 | |
29 | 太字表示無しに設定 | |
60 | 文字色を透過に設定 | |
61 | 文字背景色を透過に設定 | |
ESC[(n)P ESC[P | カーソル位置から(n)文字削除し、削除文字分、カーソル位置より右側の文字を左に詰めます(初期値n=1)。 | |
ESC[(n)X ESC[X | カーソル位置から(n)文字削除します(初期値n=1)。カーソルは移動しません。 | |
ESC[(n)M ESC[M | カーソル行を含めて(n)行削除し、削除行分上に行を詰めます(初期値n=1)。詰めた分は空白行が挿入されます。 | |
ESC[(n)L ESC[L | カーソル行を含めて(n)行空白行を挿入します(初期値n=1)。画面範囲外にはみ出る行は削除されます。 | |
ESC[s ESC7 | カーソル位置及び文字属性を保存します。 | |
ESC[u ESC8 | カーソル位置及び文字属性をロードします。(未設定の場合は初期値がロードされます。) | |
ESC[>5l | カーソル表示をON にします。 | |
ESC[>5h | カーソル表示をOFF にします。 | |
ESC[0g ESC[g | 今のカーソル位置のタブ設定をクリアします。 | |
ESC[3g | タブ設定をすべてクリアします。 | |
ESC$B ESC$@ | 漢字IN コード(ISO-2022-JP にて使用) | |
ESC(B ESC(J | 漢字OUT コード(ISO-2022-JP にて使用) | |
ESCD | カーソルを1行下に移動します。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列補正を行います。最下行で移動した場合は、1行スクロールします。 | |
ESCM | カーソルを1行上に移動します。列の位置は保ちますが、移動先が全角文字の場合は、列補正を行います。最上行からは上に移動できません。 | |
ESCE | カーソルを最下行の先頭に移動します。カーソルが最下行にある場合は、1行スクロールします。 | |
ESCH | 今のカーソル位置にタブを設定します。 | |
ESCc | 初期状態に戻します。文字サイズ、文字コード、ボーレートはディップスイッチの状態を参照します。ジャンパー設定の状態も参照します。背景画像は消去し、受信データも削除します。 | |
ESCT | カーソル位置をカーソル位置の行の先頭に移動します。 | |
ESC@0Z | 受信データを削除し、背景を含め画面をクリアします。(文字サイズ、文字コード、ボーレートは変更しません。) | |
ESC@1Z | 文字コードをSHIFT-JIS に設定 [初期値] | |
ESC@2Z | 文字コードをEUC-JP に設定 | |
ESC@3Z | 文字コードをUTF-8 に設定 | |
ESC@4Z | 文字サイズを小(4x8)に設定し、背景を含め画面をクリアします。受信データも削除します。 | |
ESC@5Z | 文字サイズを中(5x12)に設定し、背景を含め画面をクリアします。受信データも削除します。 | |
ESC@6Z | 文字サイズを大(8x16)に設定し、背景を含め画面をクリアします。受信データも削除します。 [初期値] | |
ESC@10Z | ボーレートを9600 に設定 [初期値] | |
ESC@11Z | ボーレートを14400 に設定 | |
ESC@12Z | ボーレートを19200 に設定 | |
ESC@13Z | ボーレートを38400 に設定 | |
ESC@14Z | ボーレートを57600 に設定 | |
ESC@15Z | ボーレートを115200 に設定 (大量のデータを受信した場合に、データの取りこぼしが発生する可能性があります。) | |
ESC@20Z | 画面右端にカーソルがある場合の、自動的な改行動作を有効とします。[初期値] | |
ESC@21Z | 画面右端にカーソルがある場合の、自動的な改行動作を無効としま。CR、LF、FF によって、改行動作が有効となります。改行無効中は画面右端にカーソルがある場合に文字は追加されませんが、エスケープシーケンスや制御コードによるカーソルの移動または文字の削除を伴う動作があった後は、カーソル位置への文字の追加が有効となります。画面外にはみ出た文字については、保存されません。 | |
ESC@22Z | 最下段右端にカーソルがある場合の、自動的なスクロール動作を有効とします。[初期値] | |
ESC@23Z | 最下段右端にカーソルがある場合、次の表示位置が最上段の左端に設定されます。(スクロールせず、文字が回りこむ動作をします。) | |
ESC@30Z | 背景表示用バッファを0 に設定します。 | |
ESC@31Z | 背景表示用バッファを1 に設定します。 | |
ESC@32Z | 背景表示用バッファを2 に設定します。 | |
ESC@33Z | 背景表示用バッファを3 に設定します。 | |
ESC@40Z | LF のみでCR+LF の動作を行います。 | |
ESC@41Z | LF は規定の動作を行います。 [初期値] | |
ESC@42Z | CR のみでCR+LF の動作を行います。 | |
ESC@43Z | CR は規定の動作を行います。 [初期値] | |
ESC@44Z | DEL でカーソル位置の文字を削除し、カーソル右側の文字を削除文字サイズ分左に詰めます。 | |
ESC@45Z | DEL で削除を行いません。(カーソル右移動のみ) | |
ESC@46Z | DEL は規定の動作を行います。[初期値] | |
ESC@48Z | BS で削除を行いません。(カーソル左移動のみ) | |
ESC@49Z | BS は規定の動作を行います。 [初期値] | |
ESC@50Z | バー無し表示 (全角スペース挿入) | |
ESC@51Z | 縦方向バー1表示 | |
ESC@52Z | 縦方向バー2表示 | |
ESC@53Z | 縦方向バー3表示 | |
ESC@54Z | 縦方向バー4表示 | |
ESC@55Z | 縦方向バー5表示 | |
ESC@56Z | 縦方向バー6表示 | |
ESC@57Z | 縦方向バー7表示 | |
ESC@58Z | 縦方向バーMAX表示 | |
ESC@60Z | バー無し表示 (全角スペース挿入) | |
ESC@61Z | 横方向バー1表示 | |
ESC@62Z | 横方向バー2表示 | |
ESC@63Z | 横方向バー3表示 | |
ESC@64Z | 横方向バー4表示 | |
ESC@65Z | 横方向バー5表示 | |
ESC@66Z | 横方向バー6表示 | |
ESC@67Z | 横方向バー7表示 | |
ESC@68Z | 横方向バーMAX表示 | |
ESC@0;(n1);(n2);(n3);(n4);(n5);(n6)z ESC@0z | 四角形の単色データを背景に表示します。 (n1):設定バッファ(0-3) (n2):四角形幅 (n3):四角形高さ (n4):表示位置X 座標(n5):表示位置Y 座標 (n6):カラーデータ(RGB555 形式10 進) 初期値 :n1=0,n2=320,n3=240,n4=0,n5=0,n6=32768(透過) 320×240 の表示エリアからはみ出るデータに関しては、無視されます。また、設定値が範囲外の場合は無効となります。 (例1) 背景バッファ0 の画面全体を白で塗りつぶすESC@0;0;320;240;0;0;32767z (例2) 背景バッファ1 の座標(80,60)から(100,100)のサイズを青で塗りつぶすESC@0;1;100;100;80;60;31z | |
ESC@2;(n1);(n2);(n3);(n4);(n5);(n6)z | (x0,y0)-(x1,y1)間にラインを表示します。 (n1):設定バッファ(0-3) (n2):x0 座標 (n3):y0 座標 (n4):x1 座標(n5):y1 座標 (n6):カラーデータ(RGB555 形式:10 進) X 座標は0-319、Y 座標は0-239 の値を設定して下さい。 |
まず、以下のエスケープシーケンスにて、画像転送モードに切り替えます。
ESC@1;(n1);(n2);(n3);(n4);(n5)z
(n1): 設定バッファ(0-3)
(n2): 転送画像幅(1-320)
(n3): 転送画像高さ(1-240)
(n4): 画像表示位置X 座標(0-319)
(n5): 画像表示位置Y 座標(0-239)
上記のエスケープシーケンスが正しく解釈された場合、”START¥r¥n”という文字列が返信されるので、その文字列を確認後、(n1)及び(n2)に設定した画像の大きさで、画像左上のデータからX方向に順に転送を行います。
転送する画像データはRGB555形式です。
色 | 2進数 | 16進数 | |||
1:黒表示 | R | G | B | ||
白 | 0 | 11111 | 11111 | 11111 | 0x7FFF |
赤 | 0 | 11111 | 00000 | 00000 | 0x7C00 |
黒 | 1 | xxxxx | xxxxx | xxxxx | - |
※xは0、1どちらでも可
最上位ビットが1 の場合は、以下のビットにかかわらず黒が表示されます。 正常終了すると、”END¥r¥n”という文字列が返信されます。 その後、自動的に通常モードに復帰します。
表示エリアをはみ出すデータに関しては、自動的に切り捨てられます。