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概要
赤外線LEDとPSDを使った三角測量方式により、対象物までの距離に応じたアナログ電圧を出力するセンサです。
仕様
同梱内容
基本仕様
品番 | BTE084 |
電源電圧(Vcc) | DC5.0(±10%)V |
検出距離範囲(⊿L) | 100~1500mm |
出力電圧(Vout) | 0.35~3.2V |
出力振幅(⊿Vo) | 2.65~3.35V |
消費電流(Icc) | 平均28mA 最大50mA |
動作温度(Topr) | -10~+60℃ (氷結及び結露の無き事) |
保存温度(Tstg) | -40~+70℃ (氷結及び結露の無き事) |
絶対最大定格 | 電源電圧(Vcc) | -0.3~7.0V |
出力端子電圧(Vo) | -0.3~Vcc+0.3V |
外形寸法・端子配置図
2012/12以降版
2012/11以前版
PIN No. | 名称 | 説明 |
1 | VOUT | センサの反応出力端子 |
2 | GND | 電源グランド端子 |
3 | VCC | 電源DC5V端子 |
特性
以下は製品の特性を説明する代表値であり、保証値(規格値)ではありません。測定条件により結果が異なることがあります。
実際に使用する環境にて十分なテストを行った上で、運用の可否を判断する必要があります。
検出距離特性
- 測定方法
- センサを固定し、検出対象物をL=10cm→150cmに移動させる。
電源電圧 Vcc=5.0V
- 距離-出力特性
-
外乱光特性
- 測定方法
- センサを固定し、光源を設置し、外乱光照度を測定。
検出対象物をL=10cm→150cmに移動させる。
電源電圧 Vcc=5.0V
測定距離 L=10, 20, 40, 100, 150cm
光源 インバータ蛍光灯・白熱灯
- 外乱光特性
-
温度特性
- 測定方法
- センサを固定し、検出対象物をL=10cm→150cmに移動させる。
電源電圧 Vcc=5.0V
測定温度 Ta=60, 25, -10℃
- 温度特性
-
- 温度別 距離-出力特性
-
検出範囲特性
- 測定方法
- センサを固定し、センサの中心に検出対象物を移動させる。
センサより約300cmの位置に黒色(低反射物体)の背景を設置する。
電源電圧 Vcc=5.0V
測定距離 L=10, 30, 60, 80, 150cm
- 検出範囲特性
-
取り扱い方法
簡易的には下図のように接続しますが、必要に応じてノイズの混入を防ぐためのシールドや電源電圧の変動を抑えるためのデカップリングコンデンサを設ける等の措置を講じてください。さらに、アナログ電圧を計測する装置側のインピーダンスが不明な場合はバッファアンプを挿入する事をお勧めします。
なお検出距離が延びる程に出力電圧が小さくなりますので、必要に応じて増幅回路やフィルタといった回路を設けてください。
使用上の注意点
- センサからの発光が検出対象以外で散乱・反射・迷光となった上で受光部に入ると誤検知の原因となる。狭小スペースへの取付や周囲に反射物のある場合は特に注意が必要。
- 強い周囲外乱光が直接センサの受光部に入ると誤検知の原因となる。赤外成分を含むホール照明・スポットライト・太陽光・ストロボ光・インバータ照明・リモコン等は特に注意が必要。
- 赤外線を直接反射する鏡や他の光センサの赤外線が受光部に直接入ってくる環境下では誤検知の原因となる。
- 正反射成分が大きい物体や、つや消しの黒い布やゴムなどの反射率が極端に低い物体、透明体の場合は正常な検出が出来ない場合がある。
- レンズ部分にゴミ・ホコリ・水・油が付くと誤検知の原因となる。
- 静電気に弱いため、アース接続やサージ対策などの静電対策を講じる事。