概要 
本装置は従来品に対し高外乱光許容度・小型化・広範な電源電圧を実現した赤外線光を使用した近距離用反射型フォトインタラプタです。
赤外線を反射しやすい対象物を検出する事ができるので、黒地上の白線検出、ドット検出、ペーパエッジの検出といった用途にご利用下さい。
基本仕様 
商品番号 | BTE003B |
動作温度 | -25~+60℃ |
電源電圧 | DC5~12V (絶対最大定格:DC16V) |
最大消費電流 | 50mA(電源電圧5V時) |
応答周波数 | 1.25kHz |
推奨検出距離 | 5~25mm |
出力I/F | プルアップ抵抗内蔵(電源とレシオメトリック) |
出力信号 | 検知時:LOW 非検知時:HIGHT |
外乱光許容照度 | 10000 lx |
最低検出レベル | 0.7uW/mm2 |
ヒステリシス | 0.65 |
寸法 | 約W11.5×D25.5×H5.5(mm) |
外観 
外形・端子配置 
外形及び端子配置を示します。(単位: mm)
端子番号 | 名称 | 備考 |
1 | OUT | 出力信号 |
2 | VCC | DC5~12Vを接続 |
3 | GND | 電源及びシグナルGND |
※端子間ピッチは2.54mm
取り扱い方法 
光センサボードの接続 
接続端子のランドピッチは2.54mmです。2.54mmピッチのコネクタを装着するか、ケーブル等を直接ハンダ付けして使用して下さい。
CPUボード等への取り込み 
上図のように、OUTPUT端子にはプルアップ抵抗を内蔵しています。非検出時はVCCと同等の電圧を出力しますので、接続先の回路(CPUボードのI/O端子等)の耐圧を確認し、それに見合ったVCCを入力して下さい。なお、反射物の検出時はGND(0V)を出力します。
動作チェックと調整方法 
非検出時は確認用LEDが消灯、検出時は点灯します。輝度調節用可変抵抗を右に回すと輝度は低く、左に回すと高くなるので、センサと検出対象の距離や検出対象の色に応じて安定して動作する位置を見つけて下さい。なお受光ICは中間点でのチャタリングを抑止する目的でヒステリシス特性が備わっています。
またセンサ素子の近傍に赤外線を反射しやすいものがあると、検出対象を正しく識別できない場合があります。狭小空間への取り付けの際には、誤検出してしまう取り付け面につや消し黒のシート等を敷設すると改善される場合があります。