2: 2009-06-24 (水) 10:51:52 sho | 3: 2009-06-29 (月) 01:18:52 sho | ||
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Line 167: | Line 167: | ||
ビルドが成功すると、STERM.exe(SIMPLE TERM)の起動を促される。 | ビルドが成功すると、STERM.exe(SIMPLE TERM)の起動を促される。 | ||
- | ****ブートローダ [#e05be651] | + | ****SIMPLE TERMとブートローダ [#e05be651] |
マイコンのフラッシュROMには出荷時に弊社オリジナルの[[ブートローダ>AVR Bootloader]]が書き込まれています。~ | マイコンのフラッシュROMには出荷時に弊社オリジナルの[[ブートローダ>AVR Bootloader]]が書き込まれています。~ | ||
- | 本ブートローダはISPやJTAGといったI/Fを使用せずとも、COMポートを使用してマイコンのプログラム書き換えや操作を行う事が出来ます。 | + | 本ブートローダはISPやJTAGといったI/Fを使用せずとも、COMポートを使用してマイコンのプログラム書き換えや操作を行う事が出来ます。転送方法などの詳細は[[こちら>AVR Bootloader]]。~ |
- | 転送方法などの詳細は[[こちら>AVR Bootloader]]。~ | + | ブートローダを使用して動作するプログラムが構成できる設定リストは以下の通りで、これ以外の設定リストで構成されたプログラムをブートローダで転送しても正常動作しません。~ |
- | ブートローダを使用して動作するプログラムが構成できる設定リストは以下の通りです。 | + | |
-ATmega128 | -ATmega128 | ||
-ATmega128(need ExtRAM) | -ATmega128(need ExtRAM) | ||
- | これ以外の設定リストで構成されたプログラムをブートローダで転送しても正常動作しません。~ | + | マイコンボードは出荷時にUART0をコンソールとして構成されたブートローダが書き込まれており、PCとマイコンボードをRS232Cケーブルで接続する必要があります。 SIMPLE TERMから該当するCOMポートを選択(COMポート番号はPCの環境によって適宜選択)しオープンするとブートローダの各種コマンドが使用可能となります。その他の設定は以下の通りです。 |
- | 転送に使用できるPCのソフトウェアはSTERM.exe(SIMPLE TERM)のみとなります。 | + | |
+ | Baudrate:115200 | ||
+ | Databits:8 | ||
+ | Stopbits:1 | ||
+ | Parity:Non | ||
+ | Flow Control:Non | ||
+ | Protocol:Xmodem | ||
+ | |||
+ | #ref(AVR_BL_COM.png,100%) | ||
+ | 既にユーザプログラムが書き込まれているマイコンボードは、電源を投入するとユーザプログラムが即時実行されます。ユーザプログラムが書き込まれたマイコンでブートローダのコマンドモードを使用するには以下の手順を踏みます。 | ||
+ | |||
+ | +SIMPLE TERMのターミナルウィンドウ上で'!'(「SHIFT」+「1」)キーを押しっぱなしにする。 | ||
+ | +マイコンボードをリセットする。 | ||
+ | +ブートローダのメッセージが表示された後、'!'キーを離すとコマンドモードに遷移する。 | ||
+ | |||
+ | 先の設定リストでソースプログラムをコンパイルし成功するとSTERM.exe(SIMPLE TERM)の起動を促されます。「OK」を押してSIMPLE TERMを起動すると、特殊な設定が追加されてSIMPLE TERMが起動します。 | ||
+ | |||
+ | -既にSIMPLE TERMが実行中であれば2重に起動しない。 | ||
+ | -コンパイル済み.binファイルの情報が渡る(ステータスバーにて確認可)。 | ||
+ | -ユーザプログラムを転送する際の手順を記述したスクリプトファイルが使用できる様になる。 | ||
+ | |||
+ | #ref(sterm_script.png,100%) | ||
+ | |||
+ | 「スクリプト実行[STERM ATMEGA]」をクリックした後10秒以内にマイコンボードをリーブートすると、コマンドモードへの遷移や転送するファイルの選択を手動で行う事無く転送にかかる処理が全て自動的に行われます。 | ||
+ | |||
+ | #ref(sterm_script2.png,100%) | ||
+ | |||
+ | 本機能により、手動で間違ったファイルを選択して転送してしまったり、転送不可能な状態で転送をしてしまうといったミスを軽減する事ができます。 | ||
***ATmega128用ライブラリ [#h96777bd] | ***ATmega128用ライブラリ [#h96777bd] |