9: 2013-09-19 (木) 15:10:09 yoshida | 10: 2013-09-19 (木) 16:09:22 yoshida | ||
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Line 14: | Line 14: | ||
***基本仕様 [#k2975a33] | ***基本仕様 [#k2975a33] | ||
- | |品番|BTE068B| | + | |品番 |BTE068B | |
- | |PCBリビジョン|E075 & E104| | + | |PCBリビジョン |E075 & E104 | |
- | |動作温度範囲|-10~60℃ 結露なきこと| | + | |動作温度範囲 |-10~60℃ 結露なきこと| |
- | |寸法|外径:50.8x32.4mm(±0.5mm) &br;取り付け穴:45.1x26.7mm 4-φ2.2| | + | |寸法 |外径:50.8x32.4mm(±0.5mm) &br;取り付け穴:45.1x26.7mm 4-φ2.2 | |
- | |重量| | | + | |重量 | | |
- | |電源|入力:DC4~40V(絶対最大定格電圧:60V) &br;出力:23A(最大定格電流:100A)| | + | |電源 |入力:DC4~40V(絶対最大定格電圧:60V) &br;出力:23A(FET最大定格電流:100A) | |
- | |コネクタ|ホストPC間:USB(USB microB)x1 &br;RS485:MOLEX 22-03-5045x6 &br;TTL:MOLEX 22-03-5035x6| | + | |コネクタ|ホストPC間:USB(USB microB)x1 &br;RS485:MOLEX 22-03-5045x6 &br;TTL:MOLEX 22-03-5035x6 | |
- | |通信仕様|RS485:半二重、ESD ±15kV、最大ノード数 256台、終端抵抗付 &br;TTL:半二重、最大通信速度 3Mbps &br;電源:USBバスパワー| | + | |通信仕様 |RS485:半二重、最大通信速度 3Mbps、ESD ±15kV、最大ノード数 256台、???終端抵抗付??? &br;TTL:半二重、最大通信速度 3Mbps &br;電源:USBバスパワー | |
- | |環境配慮|Rohs未対応| | + | |環境配慮 |Rohs未対応 | |
***内部簡略ブロック [#nc25bd85] | ***内部簡略ブロック [#nc25bd85] | ||
Line 87: | Line 87: | ||
***Dynamixel Library [#x91df052] | ***Dynamixel Library [#x91df052] | ||
- | Dynamixel製品を接続していた場合[[Dynamixel Library>DXLIB2]]を使用して簡単にユーザアプリケーションを作成することが可能です。 | + | Dynamixelシリーズを接続していた場合[[Dynamixel Library>DXLIB2]]を使用して簡単にユーザアプリケーションを作成することが可能です。 |
****サンプルプログラム [#ccd4be79] | ****サンプルプログラム [#ccd4be79] | ||
- | ライブラリが用意されていない場合は電文作成と電文解析を行う必要があります。以下はDynamixel製品へPINGを行った際の電文作成と電文解析のサンプルとなります。 | + | ライブラリが用意されていない場合は電文作成と電文解析を行う必要があります。以下はDynamixelシリーズへPINGを行った際の電文作成と電文解析のサンプルとなります。 |
#html{{ | #html{{ | ||
<pre class="brush:c"> | <pre class="brush:c"> | ||
Line 142: | Line 142: | ||
PurgeComm (hd, (PURGE_TXCLEAR | PURGE_RXCLEAR)); | PurgeComm (hd, (PURGE_TXCLEAR | PURGE_RXCLEAR)); | ||
// 機器に合った送信データの作成を記述 | // 機器に合った送信データの作成を記述 | ||
- | // テスト用にDynamixel製品へのpingパケット作成 | + | // テスト用にDynamixelシリーズへのPINGパケット作成 |
buf[0] = buf[1] = 0xff; | buf[0] = buf[1] = 0xff; | ||
buf[2] = cksum = TARGETID; | buf[2] = cksum = TARGETID; | ||
Line 158: | Line 158: | ||
if (ReadFile (hd, buf, len, (LPDWORD)&rlen, NULL)) { | if (ReadFile (hd, buf, len, (LPDWORD)&rlen, NULL)) { | ||
// 電文解析処理を記述 | // 電文解析処理を記述 | ||
- | // テスト用にDynamixel製品のpingステータスを解析 | + | // テスト用にDynamixelシリーズのPINGステータスを解析 |
for (i = 2, cksum = 0; i < rlen - 1; i++) cksum += buf[i]; | for (i = 2, cksum = 0; i < rlen - 1; i++) cksum += buf[i]; | ||
if (buf[0] == 0xff && buf[1] == 0xff && buf[2] == TARGETID && buf[3] == 0x2 && buf[5] == ((~cksum) & 0xff)) { | if (buf[0] == 0xff && buf[1] == 0xff && buf[2] == TARGETID && buf[3] == 0x2 && buf[5] == ((~cksum) & 0xff)) { | ||
Line 174: | Line 174: | ||
**デバイスドライバ [#xd623de9] | **デバイスドライバ [#xd623de9] | ||
- | PCとDXハブをmicroUSBケーブルで接続する前に、デバイスドライバを準備します。~ | + | PCと本製品をmicroUSBケーブルで接続する前に、デバイスドライバを準備します。~ |
- | DXハブにはFTDI社のUSBシリアル変換ICが使用されています。詳細は[[こちら>ftdi]]をご覧下さい。~ | + | 本製品にはFTDI社のUSBシリアル変換ICが使用されています。詳細は[[こちら>ftdi]]をご覧下さい。~ |
- | PCに本装置のデバイスドライバをインストールしたら、通信のパフォーマンスを向上させるために、デバイスマネージャ等から該当するCOMポートのプロパティを開き、以下の設定を行っておきます。~ | + | PCに本製品のデバイスドライバをインストールしたら、通信のパフォーマンスを向上させるために、デバイスマネージャ等から該当するCOMポートのプロパティを開き、以下の設定を行っておきます。~ |
+ポートの設定タブにある「詳細設定...(A)」ボタンを押す。 | +ポートの設定タブにある「詳細設定...(A)」ボタンを押す。 | ||
#ref(COM_property.png) | #ref(COM_property.png) | ||
- | +詳細設定ダイアログボックスの「待ち時間(msec)」をデフォルトである16から1に変更。 | + | +詳細設定ダイアログボックスの「待ち時間(msec)」をデフォルトである16から1に変更。~ |
+ | 因みにDynamixel Configuratorを実行した際に一定時間以上の待ち時間が指定されているとメッセージが表示され、待ち時間の変更が促されます。 | ||
#ref(COM_detail.png) | #ref(COM_detail.png) | ||
+すべてのダイアログボックスの「OK」ボタンを押して該当ポートのプロパティダイアログボックスを閉じる。 | +すべてのダイアログボックスの「OK」ボタンを押して該当ポートのプロパティダイアログボックスを閉じる。 | ||
**Dynamixel Configurator [#w7bb99b0] | **Dynamixel Configurator [#w7bb99b0] | ||
- | PCからDynamixel製品と通信しパラメータをモニタリングしたり変更するアプリケーションです。本アプリケーションはリアルタイムに検出距離をグラフ表示する機能を持っていますので、実際の検出状況を把握しながらパラメータを微調整を行う事ができます。~ | + | PCからDynamixelシリーズと通信しパラメータをモニタリングしたり変更するアプリケーションです。本アプリケーションはリアルタイムに検出距離をグラフ表示する機能を持っていますので、実際の検出状況を把握しながらパラメータを微調整を行う事ができます。~ |
なおUSS3のパラメータ調整には、別途[[こちらのソフトウェア>BTE082#ya455a85]]を使用します。 | なおUSS3のパラメータ調整には、別途[[こちらのソフトウェア>BTE082#ya455a85]]を使用します。 | ||
Line 221: | Line 222: | ||
#ref(dxconf.png) | #ref(dxconf.png) | ||
+通信ポート | +通信ポート | ||
- | 本アプリケーションで検出した(仮想)COMポートが一覧されます。Dynamixel製品が接続されているポートを選択して下さい。 | + | 本アプリケーションで検出した(仮想)COMポートが一覧されます。Dynamixelシリーズが接続されているポートを選択して下さい。 |
+通信速度 | +通信速度 | ||
- | 接続先のDynamixel製品の通信速度を指定して下さい。 | + | 接続先のDynamixelシリーズの通信速度を指定して下さい。 |
+ポート開閉 | +ポート開閉 | ||
通信ポートと通信速度を選択した後、「Port Open」と表示されている状態で押下すると「Port Close」と表示され通信ポートが開いて通信可能となる。~ | 通信ポートと通信速度を選択した後、「Port Open」と表示されている状態で押下すると「Port Close」と表示され通信ポートが開いて通信可能となる。~ | ||
Line 230: | Line 231: | ||
諸々の通信を行っている間の状態を表示する。~ | 諸々の通信を行っている間の状態を表示する。~ | ||
CommunicationのLEDが赤色の場合は何かしらのエラーが発生している状態。~ | CommunicationのLEDが赤色の場合は何かしらのエラーが発生している状態。~ | ||
- | ERRORのLEDはDynamixel製品の[[エラーフラグ>Dynamixel通信プロトコル#a1058504]]の状態を表示する。 | + | ERRORのLEDはDynamixelシリーズの[[エラーフラグ>Dynamixel通信プロトコル#a1058504]]の状態を表示する。 |
+対象ID | +対象ID | ||
- | 対象となるDynamixel製品のIDを指定。それ以外のIDを持つDynamixel製品は対象外となる。 | + | 対象となるDynamixelシリーズのIDを指定。それ以外のIDを持つDynamixelシリーズは対象外となる。 |
+制御ボタン | +制御ボタン | ||
いずれもポートが開いている状態でのみ機能する。~ | いずれもポートが開いている状態でのみ機能する。~ | ||
- | ::AUTO UPDATE | 対象IDを持ったDynamixel製品と常時通信を行い、[[コントロールテーブル>Dynamixelコントロールテーブル(DX,RX,AXシリーズ用)]]の表示を最新に保つ。 | + | ::AUTO UPDATE | 対象IDを持ったDynamixelシリーズと常時通信を行い、[[コントロールテーブル>Dynamixelコントロールテーブル(DX,RX,AXシリーズ用)]]の表示を最新に保つ。 |
- | ::Scan Start | IDやボーレートが不明なDynamixel製品を見つける。現在開いているポートのボーレートを基準に順に値を下げながら検索するため、Scan Startを押す前に予め1Mbpsを選択しておくことを推奨する。~ | + | ::Scan Start | IDやボーレートが不明なDynamixelシリーズを見つける。現在開いているポートのボーレートを基準に順に値を下げながら検索するため、Scan Startを押す前に予め1Mbpsを選択しておくことを推奨する。~ |
また、全て正常にもかかわらず見つからない場合は、[[こちら>#ac1c088b]]の待ち時間を設定し直す事。 | また、全て正常にもかかわらず見つからない場合は、[[こちら>#ac1c088b]]の待ち時間を設定し直す事。 | ||
- | ::Read All | 対象IDを持ったDynamixel製品と通信を行い、[[コントロールテーブル>Dynamixelコントロールテーブル(DX,RX,AXシリーズ用)]]の表示を更新する。 | + | ::Read All | 対象IDを持ったDynamixelシリーズと通信を行い、[[コントロールテーブル>Dynamixelコントロールテーブル(DX,RX,AXシリーズ用)]]の表示を更新する。 |
- | ::Reset | 対象IDを持ったDynamixel製品を出荷時設定に初期化する。 | + | ::Reset | 対象IDを持ったDynamixelシリーズを出荷時設定に初期化する。 |
- | +コントロールテーブル~ | + | +コントロールテーブル |
- | 対象IDを持ったDynamixel製品との通信が正常に行われる状態で[[コントロールテーブル>Dynamixelコントロールテーブル(DX,RX,AXシリーズ用)]]の各アイテムを読み出して表示したり、値を変更するといった操作を行う。アイテムによって編集方法が異なる。 | + | 対象IDを持ったDynamixelシリーズとの通信が正常に行われる状態で[[コントロールテーブル>Dynamixelコントロールテーブル(DX,RX,AXシリーズ用)]]の各アイテムを読み出して表示したり、値を変更するといった操作を行う。アイテムによって編集方法が異なる。 |
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