13: 2009-09-11 (金) 14:26:34 eid7gud ソース 現: 2013-05-27 (月) 20:06:16 takaboo ソース
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 +TITLE:RC-100Bマニュアル
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**概要 [#lfb90213] **概要 [#lfb90213]
組み込み用BluetoothモジュールであるZEALをマイコン等のUARTに接続し、Bluetoothによる無線操縦機能を拡張するためのキットです。ZEAL単体モジュールは一般的なUARTを装備した3.3V系のマイコンに直結でき、特に難しい設定をせずとも自動的に無線接続が確立し、即RC-100のボタンの状態を取得する事ができます。~ 組み込み用BluetoothモジュールであるZEALをマイコン等のUARTに接続し、Bluetoothによる無線操縦機能を拡張するためのキットです。ZEAL単体モジュールは一般的なUARTを装備した3.3V系のマイコンに直結でき、特に難しい設定をせずとも自動的に無線接続が確立し、即RC-100のボタンの状態を取得する事ができます。~
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|RC-100ボタン数|10個(電源ボタンを除く)| |RC-100ボタン数|10個(電源ボタンを除く)|
|電源|RC-100:単三乾電池2本&br;ZEAL単体モジュール:DC3.3V±10%| |電源|RC-100:単三乾電池2本&br;ZEAL単体モジュール:DC3.3V±10%|
-|I/F|ZEAL-C01のUARTに準拠(ハードフロー制御は無効化)|+|I/F|ZEALのUARTに準拠(ハードフロー制御は無効化)|
|通信速度|ZEALの出荷時デフォルト値として115200bps| |通信速度|ZEALの出荷時デフォルト値として115200bps|
-|ZEALの動作モード|RC-100内蔵ZEALモジュール:自動待ち受け&br;ZEAL単体モジュール:自動接続(RC-100内蔵ZEALのMACアドレスを設定)| +|ZEALの動作モード|RC-100側:自動待ち受け&br;ZEALピッチ変換モジュール側:自動接続(RC-100内蔵ZEALのMACアドレスを設定)| 
-|内容物|ZEAL内蔵ワイヤレスコントローラ(RC-100)&br;ペアリング済みZEAL単体モジュール(ZEAL-C01)|+|内容物|ZEAL内蔵RC-100&br;ZEALピッチ変換モジュール|
***外観 [#y8b05154] ***外観 [#y8b05154]
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|#ref(RC-100_TOP.png,40%)|#ref(RC-100_BO​TTOM.png,40%)| |#ref(RC-100_TOP.png,40%)|#ref(RC-100_BO​TTOM.png,40%)|
-5, 6ボタンの間にある赤外発光LEDは機能しない。 -5, 6ボタンの間にある赤外発光LEDは機能しない。
--自動待ち受けに設定されたZEAL-C01を内蔵 +-自動待ち受けに設定されたZEALを内蔵 
--内蔵されるZEAL-C01の諸設定は変更禁止+-内蔵されるZEALの諸設定は変更禁止
-****ZEALモジュール [#qabb6082]+****ZEALピッチ変換モジュール [#qabb6082]
#ref(ZEAL.png,40%) #ref(ZEAL.png,40%)
--ZEALモジュールの詳細は[[こちら>BTX047 ZEAL]]+-ZEAL-C01版ピッチ変換モジュールの詳細は[[こちら>BTX047]] 
 +-ZEAL-C02版ピッチ変換モジュールの詳細は[[こちら>BTX047B]]
-出荷時初期設定は以下の通り~ -出荷時初期設定は以下の通り~
-同梱されるRC-100に内蔵されるZEAL-C01へ自動接続~+同梱されるRC-100に内蔵されるZEALへ自動接続~
ボーレートは115.2kbps~ ボーレートは115.2kbps~
CN1-3から接続状態を出力(HIGH切断, LOW接続)~ CN1-3から接続状態を出力(HIGH切断, LOW接続)~
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***接続概略 [#i3dfa5d5] ***接続概略 [#i3dfa5d5]
#ref(RC-100B_1.png,55%) #ref(RC-100B_1.png,55%)
-ZEALモジュールをマイコンボード等を介して自作のロボットや制御装置等に組込み、RC-100でワイヤレスコントロールします。 +ZEALピッチ変換モジュールをマイコンボード等を介して自作のロボットや制御装置等に組込み、RC-100でワイヤレスコントロールします。 
-***ZEALモジュールの組み込み [#e70b9151]+ 
 +***ZEALピッチ変換モジュールの組み込み [#e70b9151]
図のようにターゲットと配線します。DIP1は自動モード(DIP1-1:OFF, DIP1-2:ON)に設定しておきます。 図のようにターゲットと配線します。DIP1は自動モード(DIP1-1:OFF, DIP1-2:ON)に設定しておきます。
#ref(RC-100B_2.png,70%) #ref(RC-100B_2.png,70%)
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通信速度は115.2kbpsがデフォルトとなっていますが、下記の手順を経て変更する事もできます。 通信速度は115.2kbpsがデフォルトとなっていますが、下記の手順を経て変更する事もできます。
-+ZEALモジュールを[[BTX026]]に装着する。++ZEALピッチ変換モジュールを[[BTX026]]に装着する。
+BTX026のDIPスイッチは全てOFFにする。 +BTX026のDIPスイッチは全てOFFにする。
-+ZEALモジュールのDIP1を設定モード(DIP1-1:ON, DIP1-2:OFF)にする。++ZEALピッチ変換モジュールのDIP1を設定モード(DIP1-1:ON, DIP1-2:OFF)にする。
+BTX026をPCのシリアルポートに接続し電源を供給する。 +BTX026をPCのシリアルポートに接続し電源を供給する。
-+適当なシリアルターミナルクライアントで9600bps,ノンパリティ,データビット8,ストップビット1の設定でシリアルポートを開く。 ++適当なシリアルターミナルクライアント([[Tera Term>http://sourceforge.jp/projects/ttss​h2/]]や[[STERM>GDL#STERM]]等)で9600bps,ノンパリティ,データビット8,ストップビット1,フロー制御なしの設定でシリアルポートを開く。 
-+使用するボーレートによって以下のコマンドを入力しエンターキーを押す(一例)~++ZEAL-C02を搭載したモジュールの場合は、使用するボーレートによって以下のコマンドを入力しエンターキーを押す(一例)~ 
 + ボーレート: コマンド 
 + 115200bps:  BTLB1152 
 + 57600bps:  BTLB576 
 + 38400bps:  BTLB384 
 + 9600bps:    BTLB96 
 + 4800bps:    BTLB48 
 + 2400bps:    BTLB24 
 + 1200bps:    BTLB12 
 +ZEAL-C01を搭載したモジュールの場合は以下の通り
 ボーレート: コマンド  ボーレート: コマンド
 115200bps:  BTB1152  115200bps:  BTB1152
Line 101: Line 115:
 2400bps:    BTB24  2400bps:    BTB24
 1200bps:    BTB12  1200bps:    BTB12
-なお入力したコマンドはターミナルクライアント自身でエコーバックしない限り見ることはできない。成功すると ACKN、失敗すると NG12 が返る。成功すると即時ZEAL-C01のボーレートが変わってしまうので、再度変更する場合はBTX026のリセットボタンを押して再度コマンドを入力する。 +なお入力したコマンドはターミナルクライアント自身でエコーバックしない限り見ることはできない。成功すると ACKN、失敗すると NG12 が返る。成功すると即時ZEALのボーレートが変わってしまうので、再度変更する場合はBTX026のリセットボタンを押して再度コマンドを入力する。 
-+BTX026への電源供給を断ち、ZEALモジュールのDIP1を自動モード(DIP1-1:OFF, DIP1-2:ON)に戻す。++BTX026への電源供給を断ち、ZEALピッチ変換モジュールのDIP1を自動モード(DIP1-1:OFF, DIP1-2:ON)に戻す。
***RC-100の準備 [#q3484d7c] ***RC-100の準備 [#q3484d7c]
Line 114: Line 128:
***通信プロトコルの切り替え [#zeb90fcd] ***通信プロトコルの切り替え [#zeb90fcd]
-5, 6ボタンと1~3ボタンのいずれかを同時に押しながら電源をONにすると、通信プロトコルの切り替えが行われます。~+電源がOFFの状態で5, 6ボタンと1~3ボタンのいずれかを同時に押しながら電源をONにすると、通信プロトコルの切り替えが行われます。~
-プロトコル1~ -プロトコル1~
5, 6, 1ボタンを同時に押しながら電源ON 5, 6, 1ボタンを同時に押しながら電源ON
Line 122: Line 136:
5, 6, 3ボタンを同時に押しながら電源ON 5, 6, 3ボタンを同時に押しながら電源ON
-一度設定すると電源を切っても設定が保持されます。+なお、変更されたプロトコルは電源を切っても保持されます。 
*注意事項 [#hcb4d913] *注意事項 [#hcb4d913]
**無線の接続状態 [#o7c38c73] **無線の接続状態 [#o7c38c73]
-再接続はZEAL-C01自体が自動的に行いますので、無線の接続を励起する目的で電源を意図的にON/OFFさせる必要はありません。~+再接続はZEAL自体が自動的に行いますので、無線の接続を励起する目的で電源を意図的にON/OFFさせる必要はありません。~
また、電池の残量は計測していませんので、使用環境に応じて必要と思われる容量の単三型乾電池を利用して下さい。電池の残量が少ない状態で使用していると頻繁に無線接続が切断するようになり、最終的にはRC-100自体が再起動を繰り返す事になります。 また、電池の残量は計測していませんので、使用環境に応じて必要と思われる容量の単三型乾電池を利用して下さい。電池の残量が少ない状態で使用していると頻繁に無線接続が切断するようになり、最終的にはRC-100自体が再起動を繰り返す事になります。


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