1: 2009-11-18 (水) 11:43:58 sho ソース 2: 2009-11-18 (水) 14:27:18 sho ソース
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*C言語の基礎 [#z5920a7e] *C言語の基礎 [#z5920a7e]
 +**制御文 [#b3400d86]
 +***if文 [#c6144380]
 +if文は「もし○○だったら△△する。それ以外だったら□□する」というような、条件によって実行することを分けるときに使います。
 +#ref(if1.png,100%)
 +「もし○○だったら△△する」というif文です。~
-**if文 [#c6144380]+()内の条件が成り立っている時は{}内の処理を実行します。成り立っていない時は何もしません。 
 + main() { 
 +   int a =10;
-if文は「もし○○だったら△△して、それ以外は□□する」というような、条件によって実行することを分けるときに使います。 +   if (a > 5) { 
-#ref(programing1.png,100%)+     a = a - 1; 
 +   } 
 + } 
 +もし変数aが5より大きかったらaから1引くというプログラムです。 
 +---- 
 +#ref(if2.png,100%) 
 +「もし○○だったら△△する。それ以外だったら□□する」というif文です。~ 
 + 
 +()内の条件が成り立っている時はその直後の{}内の処理を実行し、成り立っていない時はelse後の{}内の処理を実行します。 
 + main() { 
 +   int a =10; 
 + 
 +   if (a > 5) { 
 +     a = a - 1; 
 +   } 
 +   else { 
 +     a = a + 1; 
 +   } 
 + } 
 +もし変数aが5より大きかったらaから1引いて、それ以外(aが5以下)なら1足すというプログラムです。 
 +---- 
 +#ref(if3.png,100%) 
 +「もし○○だったら△△する、それ以外でもし●●だったら□□する、更にそれ以外は■■する」というif文です。~ 
 + 
 +最初のifの()内の条件が成り立っている時はその直後の{}内の処理を実行し、成り立っていない時は次のelse ifへ行きます。else ifの()内の条件が成り立っている時はその直後の{}内の処理を実行し、成り立っていない時はelse後の{}内の処理を実行します。 
 + main() { 
 +   int a =10; 
 + 
 +   if (a > 5) { 
 +     a = a - 1; 
 +   } 
 +   else if (a < 0) { 
 +     a = 0; 
 +   } 
 +   else { 
 +     a = a + 1; 
 +   } 
 + } 
 +もし変数aが5より大きかったらaから1引いて、それ以外(aが5以下)でaが0より小さかったらaに0を代入して、更にそれ以外(aは0以上,5以下)ならaに1足すというプログラムです。 
 + 
 +***for文 [#l1911408] 
 +同じ処理を繰り返す時に使います。通常はカウンタを使って繰り返す回数を決めます。 
 +#ref(for1.png,100%) 
 +「iの初期値を0とし、iが5より小さい間は処理を繰り返す。ただし処理を1回行ったらiを1増やす。」というfor文です。~ 
 + 
 +事前にカウンタを変数として宣言しておきます。 
 +処理を行うごとにカウンタが0,1,2,3,4と増え5になったら繰返しを止めます。~ 
 +i++はi=i+1と同じ意味です。 
 + main() { 
 +   int i, a = 1; 
 + 
 +   for (i = 0; i < 5; i++) { 
 +     a = a * 3; 
 +   } 
 + } 
 +a×3を5回繰り返す(3の5乗を計算する)プログラムです。 
 + 
 +***while文 [#of5e8829] 
 +同じ処理を繰り返す時に使います。for文との違いは、繰り返す回数が決まっていない時に使うということです。 
 +#ref(while1.png,100%) 
 +()内の条件が成り立っている間は処理を繰り返し実行し、条件が成り立たなくなったら繰返しを止めます。 
 + main() { 
 +   int i; 
 + 
 +   while (i < 1000) { 
 +     i = i * 2; 
 +   } 
 + } 
 +i×2を繰り返し、iが1000より少ない状態でなくなったら(1000以上になったら)繰り返しを止めるというプログラムです。 
 + 
 +***switch文 [#x577fb19] 
 +変数や式の値によって処理を分けるときに使用します。 
 +#ref(switch1.png,100%) 
 +「変数・式が値1なら処理Aを実行、値2なら処理Bを実行、どれにも当てはまらなければ処理Cを実行する」というswitch文です。~ 
 + 
 +switch文の()内の変数又は式の値がcaseの後の値と同じならその直後の処理を行います。処理後はbreak;を書きましょう。忘れるとそのまま次の処理も行ってしまいます。defaultはどれにも当てはまらない場合です。 
 + main() { 
 +   char c = '+'; 
 +   int a, m = 5, n = 3; 
 + 
 +   switch(c) { 
 +     case '+': 
 +       a = m + n; 
 +       break; 
 +     case '-': 
 +       a = m - n; 
 +       break; 
 +     default: 
 +       a = 0; 
 +   } 
 + } 
 +cが+ならmとnをたしてaに代入、cが-ならmからnを引いてaに代入、それ以外ならaに0を代入するというプログラムです。


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