8: 2018-08-20 (月) 16:32:18 takaboo | 9: 2018-08-20 (月) 22:08:33 takaboo | ||
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Line 203: | Line 203: | ||
****E166_PB1 [#i79f1773] | ****E166_PB1 [#i79f1773] | ||
#ref(E166_LED1_LED2_PB1.png) | #ref(E166_LED1_LED2_PB1.png) | ||
- | -押下でMPUをハードリセットし、ブートローダを起動する | + | -押下でMPUをハードリセットし、ブートローダを起動する~ |
+ | なおユーザープログラムが書き込まれていればユーザープログラムが実行され、書き込まれていなければブートローダはコマンドモードに移行する | ||
****E166_LED1 [#caf27d8b] | ****E166_LED1 [#caf27d8b] | ||
Line 281: | Line 282: | ||
PCのUSBバスパワーはUD4の電源として供給されません。MPU電源を供給した状態でPCと接続する事で初めてUSBシリアル変換チップが活性化します。~ | PCのUSBバスパワーはUD4の電源として供給されません。MPU電源を供給した状態でPCと接続する事で初めてUSBシリアル変換チップが活性化します。~ | ||
- | USBシリアル変換ICにはFTDI社製のICを使用していますので、[[こちら>ftdi]]のページにしたがってデバイスドライバをインストールしてください。~ | + | USB(CN1)はUSBシリアル変換ICにつながっており、PCと接続するとFTDI社のデバイスドライバが要求されます。デバイスドライバは[[こちら>ftdi]]のページを参考にインストールしてください。~ |
- | PCとUSBケーブルで接続すると、PCからは増設シリアルポートとして見えます。 | + | PCには仮想シリアルポートとしてCOMポートが追加されます。 |
***RS-485 [#l3a0ca24] | ***RS-485 [#l3a0ca24] | ||
Line 290: | Line 291: | ||
***ブートローダ [#y20bce9e] | ***ブートローダ [#y20bce9e] | ||
****使用方法 [#k7af2634] | ****使用方法 [#k7af2634] | ||
- | UD4に予め書き込まれているブートローダによってUSBを経由してPCからユーザプログラムの転送や諸設定を行う事ができます。~ | + | UD4に予め書き込まれているブートローダによりUSBを経由してシリアル通信を行い、PCからユーザプログラムの転送や諸設定を行う事ができます。~ |
- | PCにインストールしたSIMPLE TERMで3つのいずれかのポートを開き、ブートローダのコマンドモードに入ると、次のメッセージが表示されます。 | + | PCにインストールしたSIMPLE TERMでUSBシリアル変換が提供する仮想COMポートを開き、ブートローダのコマンドモードに入ると、次のメッセージが表示されます。 |
LPC82x BL1.3 | LPC82x BL1.3 | ||
> | > | ||
Line 316: | Line 317: | ||
-~ | -~ | ||
- | #ref(https://www.besttechnology.co.jp/download/USER/TECHSUPPORT/GDL2.6.0.55_LPC824.exe)~ | + | #ref(https://www.besttechnology.co.jp/download/USER/TECHSUPPORT/GDL2.6.0.55_LPC824_2.exe)~ |
+ | 141,702,743 byte~ | ||
+ | MD5sum:c99f5a38632cf028ddc9870af5691cd7~ | ||
+ | 改訂履歴:~ | ||
+ | LPC82x_EXTRAのwl_spi.hにタスクスイッチ用のフックルーチンを追加 | ||
+ | |||
+ | -~ | ||
+ | GDL2.6.0.55_LPC824.exe~ | ||
141,702,727 byte~ | 141,702,727 byte~ | ||
MD5sum:afb5a7db7c7a32c2d516f4f1556f661d~ | MD5sum:afb5a7db7c7a32c2d516f4f1556f661d~ | ||
Line 324: | Line 332: | ||
-~ | -~ | ||
- | #ref(https://www.besttechnology.co.jp/download/USER/TECHSUPPORT/GDL2.6.0.54_LPC824.exe)~ | + | GDL2.6.0.54_LPC824.exe~ |
141,702,529 byte~ | 141,702,529 byte~ | ||
MD5sum:45840863a134cf6926eb5d934e5a38c6~ | MD5sum:45840863a134cf6926eb5d934e5a38c6~ | ||
Line 367: | Line 375: | ||
****SIMPLE TERMとブートローダ [#jc96d963] | ****SIMPLE TERMとブートローダ [#jc96d963] | ||
- | ブートローダはUD4のUSBを使用して外部からユーザーログラムの書き換えや操作を行う事ができます。~ | + | ブートローダはUD4のUSBを使用してユーザーログラムの書き換えや諸々の操作を行う事ができます。~ |
ブートローダを使用して動作するプログラムが構成できる設定リストは以下の通りで、これ以外の設定リストで構成されたプログラムをブートローダで転送しても正常に動作しないまでか、ボードが破損する可能性があります。 | ブートローダを使用して動作するプログラムが構成できる設定リストは以下の通りで、これ以外の設定リストで構成されたプログラムをブートローダで転送しても正常に動作しないまでか、ボードが破損する可能性があります。 | ||
-LPC824 EXTRA (TERM, FREERTOS, EXTRA) | -LPC824 EXTRA (TERM, FREERTOS, EXTRA) | ||
- | PCとUD4をUSBケーブルで接続して使用するケースを紹介します。~ | + | SIMPLE TERMからCOMポートを選択(COMポート番号はPCの環境によって変わるが、デバイス名に「USB Serial Port」が表示されたポートを選択)しオープンする事で、SIMPLE TERMからUD4のブートローダの各種コマンドが使用できる様になります。その他の設定は以下の通りです。~ |
- | USBを仮想シリアルポートとして認識させるためのPC用デバイスドライバは、[[GCC Developer Lite>GCC Developer Lite]]をインストールした際に一緒にインストールされます。USBケーブルでUD4とPCを接続した際にデバイスドライバを要求された場合は、自動検索を選択して下さい。~ | + | |
- | + | ||
- | UD4に対してWindowsが正しくデバイスドライバを適用できると、新しいCOMポートがWindowsのデバイス一覧に追加されます。SIMPLE TERMからそのCOMポートを選択(COMポート番号はPCの環境によって変わるが、デバイス名に「USB Serial Port」が表示されたポートを選択)しオープンする事で、SIMPLE TERMからUD4のブートローダの各種コマンドが使用できる様になります。その他の設定は以下の通りです。~ | + | |
Baudrate:115200bps | Baudrate:115200bps | ||
Databits:8 | Databits:8 | ||
Line 383: | Line 388: | ||
#ref(AT91SAM7_BL_COM.png,100%) | #ref(AT91SAM7_BL_COM.png,100%) | ||
- | なお、UD4にユーザプログラムが既に書き込まれている場合は、電源投入直後にそのユーザプログラムが自動的に実行されてしまいますので、その際はPB1を押してUD4のブートローダをコマンドモードにします。 | + | なお、UD4にユーザプログラムが既に書き込まれている場合は、電源投入直後にそのユーザプログラムが自動的に実行されてしまいますので、その際はSIMPLE TERM上で'!'キーを押しっぱなしにしながらPB1を押して下さい。 |
先の設定リストでソースプログラムをコンパイルし成功するとSTERM.exe(SIMPLE TERM)が自動起動されます。COMポート以外に関しては、以下の条件で起動します。 | 先の設定リストでソースプログラムをコンパイルし成功するとSTERM.exe(SIMPLE TERM)が自動起動されます。COMポート以外に関しては、以下の条件で起動します。 | ||
Line 391: | Line 396: | ||
-ユーザプログラムを転送する際の手順を記述したスクリプトファイルが使用できる様になる。 | -ユーザプログラムを転送する際の手順を記述したスクリプトファイルが使用できる様になる。 | ||
- | #ref(AT91SAM7_STERM_SCRIPT1.png,100%) | + | #ref(LPC824_STERM_SCRIPT1.png,100%) |
UD4のブートローダがコマンドモードであれば、SIMPLE TERMのメニューから「スクリプト実行[STERM_LPC82x]」をクリックするだけで、転送するファイルを手動で選択する事無く転送にかかる処理と実行までが全て自動的に行われます。 | UD4のブートローダがコマンドモードであれば、SIMPLE TERMのメニューから「スクリプト実行[STERM_LPC82x]」をクリックするだけで、転送するファイルを手動で選択する事無く転送にかかる処理と実行までが全て自動的に行われます。 | ||
- | #ref(AT91SAM7_STERM_SCRIPT2.png,100%) | + | #ref(LPC824_STERM_SCRIPT2.png,100%) |
本機能により、手動で間違ったファイルを選択して転送してしまったり、転送不可能な状態で転送をしてしまうといったミスを軽減する事ができます。 | 本機能により、手動で間違ったファイルを選択して転送してしまったり、転送不可能な状態で転送をしてしまうといったミスを軽減する事ができます。 | ||
Line 426: | Line 431: | ||
将来追加するPS2用ゲームパッドの取り込みひな形を作成 | 将来追加するPS2用ゲームパッドの取り込みひな形を作成 | ||
-UD4用サンプルプログラム Ver0.2 (2018/8/14)~ | -UD4用サンプルプログラム Ver0.2 (2018/8/14)~ | ||
- | #ref(http://www.besttechnology.co.jp/download/UD4BETA_SMPL0.2.zip) | + | UD4BETA_SMPL0.2.zip~ |
--更新履歴~ | --更新履歴~ | ||
v0.1は案の定実機で動かないものが多かったので大幅に修正~ | v0.1は案の定実機で動かないものが多かったので大幅に修正~ | ||
Line 434: | Line 439: | ||
受信機のパルス測定はニュートラル値と上下限値だけを測定してフラッシュに記憶し、変換ルーチン側で不感帯を引数として設ける事としたためUD3時代と少々扱いが異なる | 受信機のパルス測定はニュートラル値と上下限値だけを測定してフラッシュに記憶し、変換ルーチン側で不感帯を引数として設ける事としたためUD3時代と少々扱いが異なる | ||
-UD4用サンプルプログラム Ver0.1 (2018/8/13)~ | -UD4用サンプルプログラム Ver0.1 (2018/8/13)~ | ||
- | #ref(http://www.besttechnology.co.jp/download/UD4BETA_SMPL0.1.zip) | + | UD4BETA_SMPL0.1.zip~ |
--更新履歴~ | --更新履歴~ | ||
βリリース~ | βリリース~ |