6: 2009-09-08 (火) 23:03:46 eid7gud ソース 7: 2009-09-09 (水) 11:38:37 eid7gud ソース
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#contents #contents
**概要 [#lfb90213] **概要 [#lfb90213]
-組み込み用BluetoothモジュールであるZEALを任意のUARTに接続する事でBluetoothによる無線操縦機能を拡張するためのコントローラと無線機のキットです。一般的なUARTを装備した3.3V系のマイコンに直結でき、特に難しい設定をせずとも電源を供給すると自動的に無線接続が確立し、即RC-100のボタンの状態を取得する事ができます。~+組み込み用BluetoothモジュールであるZEALをマイコン等のUARTに接続し、Bluetoothによる無線操縦機能を拡張するためのキットです。ZEAL単体モジュールは一般的なUARTを装備した3.3V系のマイコンに直結でき、特に難しい設定をせずとも自動的に無線接続が確立し、即RC-100のボタンの状態を取得する事ができます。~
また、RC-100は用途やプログラムの都合に合わせて複数のプロトコルを選択して送信する事ができます。 また、RC-100は用途やプログラムの都合に合わせて複数のプロトコルを選択して送信する事ができます。
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無線機器の詳細仕様は[[BTX047 ZEAL]]ページを参照してください。~ 無線機器の詳細仕様は[[BTX047 ZEAL]]ページを参照してください。~
-|ボタン数|10個| +|RC-100ボタン数|10個(電源ボタンを除く)
-|電源|RC-100:単三電池2本・オートパワーオフ機能&br;ZEAL:DC3.3V±10%|+|電源|RC-100:単三乾電池2本&br;ZEAL単体モジュール:DC3.3V±10%|
|I/F|ZEAL-C01のUARTに準拠(ハードフロー制御は無効化)| |I/F|ZEAL-C01のUARTに準拠(ハードフロー制御は無効化)|
|通信速度|ZEALの出荷時デフォルト値として115200bps| |通信速度|ZEALの出荷時デフォルト値として115200bps|
|ZEALの動作モード|RC-100内蔵ZEALモジュール:自動待ち受け&br;ZEAL単体モジュール:自動接続(RC-100内蔵ZEALのMACアドレスを設定)| |ZEALの動作モード|RC-100内蔵ZEALモジュール:自動待ち受け&br;ZEAL単体モジュール:自動接続(RC-100内蔵ZEALのMACアドレスを設定)|
-**外観 [#y8b05154]+***外観 [#y8b05154
 +****RC-100 [#z6bfa9e7]
|#ref(RC-100_TOP.png,40%)|#ref(RC-100_BO​TTOM.png,40%)| |#ref(RC-100_TOP.png,40%)|#ref(RC-100_BO​TTOM.png,40%)|
-**ZEAL使用方法 [#qabb6082] +****ZEAL単体モジュール [#qabb6082] 
-ZEALはRC-100Bに内蔵されたZEALと予めペアリングされています。~ +ZEAL単体モジュールの詳細は[[こちら>BTX047 ZEAL]]
-ZEALの使用方法は[[BTX047 ZEAL]]をご覧下さい。+
-**通信プロトコル [#b865dff2] +***通信プロトコル [#b865dff2] 
-***プロトコル1 [#ldfbd34e]+ 
 +****プロトコル1 [#ldfbd34e]
Bioloidのリモートコントローラとコンパチブルな通信プロトコルです。10個のボタンの状態を16bitの値で取得できます。ボタンとビットの割り当ては以下の通りです。 Bioloidのリモートコントローラとコンパチブルな通信プロトコルです。10個のボタンの状態を16bitの値で取得できます。ボタンとビットの割り当ては以下の通りです。
|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CEN​TER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER:​:|CENTER::|CENTER::|CENTER::|c |CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CEN​TER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER:​:|CENTER::|CENTER::|CENTER::|c
Line 41: Line 42:
なお、いずれかのボタンが押下されていると一定間隔でパケットを送信し続け、全てのボタンが離されると出力値が0のパケットを1回送信した後にパケットの送信を停止します。 なお、いずれかのボタンが押下されていると一定間隔でパケットを送信し続け、全てのボタンが離されると出力値が0のパケットを1回送信した後にパケットの送信を停止します。
-***プロトコル2 [#ube52a4b]+****プロトコル2 [#ube52a4b]
3桁の16進数文字列でボタンの出力値を文字列で送信する通信プロトコルです。10個のボタンの状態を12bitの値で取得できます。ボタンとビットの割り当ては以下の通りです。 3桁の16進数文字列でボタンの出力値を文字列で送信する通信プロトコルです。10個のボタンの状態を12bitの値で取得できます。ボタンとビットの割り当ては以下の通りです。
|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CEN​TER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER:​:|CENTER::|CENTER::|CENTER::|c |CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CEN​TER::|CENTER::|CENTER::|CENTER::|CENTER:​:|CENTER::|CENTER::|CENTER::|c
|bit|15~10|9|8|7|6|5|4|3|2|1|0| |bit|15~10|9|8|7|6|5|4|3|2|1|0|
|ボタン名|-|6|5|4|3|2|1|R|L|D|U| |ボタン名|-|6|5|4|3|2|1|R|L|D|U|
-ボタンの状態は以下の6byteのパケットに変換されZEALへ送信されます。+ボタンの状態は以下の5byteの文字列に変換されZEALへ送信されます。
1byte:'['~ 1byte:'['~
Line 56: Line 57:
例えば[U]と[6]を同時に押した場合、ボタン出力値は0x201となり、パケットは以下のようになります。 例えば[U]と[6]を同時に押した場合、ボタン出力値は0x201となり、パケットは以下のようになります。
- [201] (全て文字で6文字分)+ [201] (全て文字で5文字分)
なお、ボタンの状態が変化した時のみパケットが送信されます。 なお、ボタンの状態が変化した時のみパケットが送信されます。
-***プロトコル3 [#hf82d311] +****プロトコル3 [#hf82d311] 
-ボタンの状態が変化した時に変化したボタンの状態のみを送信します。~+ボタンの状態が変化した時にのみ、そのボタンの状態を送信します。~
1のボタンが押されると"<1>"、離されると"(1)"といった具合に、押されると'<'と'>'で押されたボタン名が囲われ、離されると'('と')'でボタン名が囲われて送信されます。~ 1のボタンが押されると"<1>"、離されると"(1)"といった具合に、押されると'<'と'>'で押されたボタン名が囲われ、離されると'('と')'でボタン名が囲われて送信されます。~
複数のボタンが同時に押された場合は、押されたボタンの数だけ括弧で囲われた文字が送信されます。 複数のボタンが同時に押された場合は、押されたボタンの数だけ括弧で囲われた文字が送信されます。
Line 70: Line 71:
**使用方法 [#y8e3ecc5] **使用方法 [#y8e3ecc5]
***準備 [#q3484d7c] ***準備 [#q3484d7c]
--単三電池をRC-100に搭載します。(電池は付属していません。)+RC-100の裏面にある電池カバーを外し、単三乾電池2本をRC-100に向きを間違えないよう装着します。なお、乾電池は付属しませんので、別途用意して下さい。
#ref(RC-100_BAT.png,40%) #ref(RC-100_BAT.png,40%)
-|CENTER:BGCOLOR(red):||c + 
-|  :idea:|出荷時にRC-100に内蔵されたZEALと付属のZEALはペアリングされています。他のBluetooth機器との接続はできません。| +***電源のON/OFF [#hd085996] 
-***電源ON・OFF [#hd085996] +コントローラ中央の電源ボタンを押し続けると赤色のLEDが高速でブリンクし、緑色のLEDがフラッシュするまでさらに押し続ける事で電源が入ります(その間約3秒)。その後の赤色のLEDは約0.5秒間隔でフラッシュし続けている間はワイヤレス接続を確立している状態を示し、ワイヤレス接続が確立すると約2秒間隔でフラッシュするようになり、選択したプロトコルに従って通信を行えるようになります。なお、接続が確立している間に電源ボタン以外を押下している間は緑色のLEDが点滅します。 
-コントローラ中央の電源ボタンを長押しすると電源が入ります。電源が入っている状態で電源ボタンを長押しすると電源が切れます。+ 
 +電源がONの状態で再度電源ボタンを3秒以上長押しすると電源が切れ、いずれのLEDもブリンクが停止します。また電源がONの状態で2分程度ボタンを押さない場合は、自動的に電源をOFFにします。 
***通信プロトコルの切り替え [#zeb90fcd] ***通信プロトコルの切り替え [#zeb90fcd]
-5,6ボタンと1~3ボタンの何れかを同時に押しながら電源を入れると、以下の通り通信プロトコルの切り替えが行われます。+5, 6ボタンと1~3ボタンのいずれかを同時に押しながら電源をONにすると、通信プロトコルの切り替えが行われます。
--5,6,1ボタンを同時に押しながら電源を入れるとプロトコル1に設定 +-プロトコル1~ 
--5,6,2ボタンを同時に押しながら電源を入れるとプロトコル2に設定 +5, 6, 1ボタンを同時に押しながら電源ON 
--5,6,3ボタンを同時に押しながら電源を入れるとプロトコル3に設定+-プロトコル2~ 
 +5, 6, 2ボタンを同時に押しながら電源ON 
 +-プロトコル3~ 
 +5, 6, 3ボタンを同時に押しながら電源ON
一度設定すると電源を切っても設定が保持されます。 一度設定すると電源を切っても設定が保持されます。


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