7: 2013-05-24 (金) 19:01:49 eid7gud | 8: 2013-05-27 (月) 19:56:42 eid7gud | ||
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Line 10: | Line 10: | ||
**基本仕様 [#z276ee92] | **基本仕様 [#z276ee92] | ||
- | |商品番号 |BTX022D| | + | |商品番号 |<|BTX022D| |
- | |I/F |''ZEAL'':&br;調歩同期式シリアル通信 3.3V TTLレベル&br;RXD・TXD・RTS・CTS・STO(ステータス)・MODE0,1装備&br;&br;''アダプタ'':&br;DSUB 9pin メス (ZEALのRD/TD/RTS/CTSのTTL信号をRS232Cレベルに変換)&br;DF12(3.0)-30DP-0.5V(86) (ZEALのRX/TX/CTD/RTSのTTL信号をRS232Cレベルに変換)&br;ディップスイッチ (ZEALのMODE0,1を接続)&br;接続モニタLED (ZEALのSTOを接続) | | + | |I/F |<|DSUB 9pin メス (RD/TD/RTS/CTSのTTL信号をRS232Cレベルに変換)&br;ディップスイッチ (ZEALのMODE0,1を接続)&br;接続モニタLED (ZEALのSTOを接続) | |
- | |認証等 |BluetoothVer2.1+EDR準拠&br;国内電波法(工事設計認証)&br;FCC(北米),IC(カナダ), KC(韓国) | | + | |ZEAL-C02|認証等 |BluetoothVer2.1+EDR準拠&br;国内電波法(工事設計認証)&br;FCC(北米),IC(カナダ), KC(韓国) | |
- | |プロファイル |SPP, DUN(※DTのみ) | | + | |^|プロファイル |SPP, DUN(※DTのみ) | |
- | |周波数 |2402-2480MHz | | + | |^|周波数 |2402-2480MHz | |
- | |変調方式 |GFSK(1Mbps), π/4-DQPSK(2Mbps), 8DPSK(3Mbps) | | + | |^|変調方式 |GFSK(1Mbps), π/4-DQPSK(2Mbps), 8DPSK(3Mbps) | |
- | |拡散方式 |周波数ホッピング | | + | |^|拡散方式 |周波数ホッピング | |
- | |チャンネル間隔 |1MHz | | + | |^|チャンネル間隔 |1MHz | |
- | |チャンネル数 |79ch | | + | |^|チャンネル数 |79ch | |
- | |伝送速度 |3Mbps | | + | |^|伝送速度 |3Mbps | |
- | |最大受信感度 |-70dBm | | + | |^|最大受信感度 |-70dBm | |
- | |最大送信電力 |+4dbm&br;Bluetooth TX power class2 | | + | |^|最大送信電力 |+4dbm&br;Bluetooth TX power class2 | |
- | |通信距離 |約10m (使用環境による) | | + | |^|通信距離 |約10m (使用環境による) | |
- | |端末通信速度 |1200~921600bps | | + | |^|端末通信速度 |1200~921600bps | |
- | |外部電源 |''ZEAL'':DC3.3V&br;''アダプタ''=DC4~12V (ACアダプタ・DSUB 9pinのいずれかより供給) | | + | |^|電源|DC3.3V | |
- | |消費電流 |''ZEAL'':アクティブ時 55mA以下&br;スタンバイ時 0.36mA | | + | |^|消費電流|最大70mA以下 | |
- | |外形寸法 |''ZEAL'':L20×W15×H4.7mm&br;''アダプタ一体'':L47×W31×H14mm | | + | |外部電源 |<|DC4~12V (ACアダプタ・DSUB 9pinのいずれかより供給) | |
- | |重量 |''アダプタ一体'':約10g | | + | |外形寸法 |<|L47×W31×H14mm | |
+ | |重量 |<|約10g | | ||
**外観 [#s2c8fbf9] | **外観 [#s2c8fbf9] | ||
Line 42: | Line 43: | ||
|No. |信号名 | | |No. |信号名 | | ||
|1 |(未接続) | | |1 |(未接続) | | ||
- | |2 |SD(TxD)※ | | + | |2 |SD (TX)※ | |
- | |3 |RD(RxD)※ | | + | |3 |RD (RD)※ | |
|4 |(未接続) | | |4 |(未接続) | | ||
- | |5 |SG(シグナルGND) (GND) | | + | |5 |SG (GND) | |
|6 |(未接続) | | |6 |(未接続) | | ||
- | |7 |CS(CTS)※ | | + | |7 |CS (CTS)※ | |
- | |8 |RS(RTS)※ | | + | |8 |RS (RTS)※ | |
- | |9 |外部電源入力 (DC4~12V) (VDD) | | + | |9 |外部電源入力 (DC4~12V) | |
※RS232Cレベルに変換済み | ※RS232Cレベルに変換済み | ||
#ref(BTX022C_CN1.png,100%) | #ref(BTX022C_CN1.png,100%) | ||
+ | |||
***ACアダプタ接続ジャック(CN2) [#m96aecbf] | ***ACアダプタ接続ジャック(CN2) [#m96aecbf] | ||
1.3x3.8mmのプラグを持ったACアダプタにて電源を供給する際に使用します。 | 1.3x3.8mmのプラグを持ったACアダプタにて電源を供給する際に使用します。 | ||
許容する電圧の範囲はDC4~12Vで、DC12Vを超える電圧は絶対に印加しないでください。 | 許容する電圧の範囲はDC4~12Vで、DC12Vを超える電圧は絶対に印加しないでください。 | ||
|No. |信号名 | | |No. |信号名 | | ||
- | |1(Center Pin) |外部電源入力 (DC4~12V) (VDD) | | + | |1(Center Pin) |外部電源入力 (DC4~12V) | |
|2,3 |GND | | |2,3 |GND | | ||
+ | |||
***ハードフロー制御イネーブルジャンパ(JP1) [#sa10f513] | ***ハードフロー制御イネーブルジャンパ(JP1) [#sa10f513] | ||
アダプタに接続した機器から要求されるハードウェアフロー制御信号の使用・不使用を設定します。ショートでフロー制御ON、リリースでフロー制御OFFとなります。出荷時はリリースされています。~ | アダプタに接続した機器から要求されるハードウェアフロー制御信号の使用・不使用を設定します。ショートでフロー制御ON、リリースでフロー制御OFFとなります。出荷時はリリースされています。~ | ||
Line 64: | Line 67: | ||
電源印加時の起動モードを設定します。出荷時は「自動モード」(待ち受け)に設定されています。 | 電源印加時の起動モードを設定します。出荷時は「自動モード」(待ち受け)に設定されています。 | ||
#ref(BTX022C_DIP1.png,100%) | #ref(BTX022C_DIP1.png,100%) | ||
- | |起動モード |DIP1-1(MODE0) |DIP1-2 (MODE1) |機能 | | + | | 起動モード | DIP1-1 (MODE0) | DIP1-2 (MODE1) | 機能 | |
- | |通常モード |OFF(1) |OFF(1) |起動時、端末通信速度を9600bpsにしてコマンドモードとなる | | + | |通常モード | OFF(1) | OFF(1) |起動時、端末通信速度を9600bpsにしてコマンド状態となる | |
- | |設定モード |ON(0) |OFF(1) |起動時の端末通信速度はBTBコマンドに従う以外は、通常モードと同様にコマンドモードとなる | | + | |設定値起動モード | ON(0) | OFF(1) |事前に設定された条件でコマンド状態となる | |
- | |自動モード |OFF(1) |ON(0) |コマンドモードで設定されたパラメータを元に自動待ち受け・自動接続を実行する | | + | |自動接続or自動待受モード | OFF(1) | ON(0) |事前に設定された条件で自動接続(マスター)ないし自動待受待(スレーブ)を実行する | |
- | |書込モード |ON(0) |ON(0) |ファームウェアのアップデートに使用 | | + | |ファームウェア書込モード | ON(0) | ON(0) |ファームウェアのアップデートに使用 | |
***リセットスイッチ(PB1) [#qde599ac] | ***リセットスイッチ(PB1) [#qde599ac] | ||
ZEAL-C02にリセット信号を入力するスイッチです。起動モードを変更した後などに0.5秒以上押下して放すことで、ZEAL-C02の再起動が促されます。 | ZEAL-C02にリセット信号を入力するスイッチです。起動モードを変更した後などに0.5秒以上押下して放すことで、ZEAL-C02の再起動が促されます。 | ||
Line 99: | Line 103: | ||
''CN1から4~12Vの電源を供給する際の接続図'' | ''CN1から4~12Vの電源を供給する際の接続図'' | ||
#ref(BTX022C_3_.png,100%) | #ref(BTX022C_3_.png,100%) | ||
- | ※SGは供給元の電源GNDと共通であるものとする | + | ※SGは供給元の電源GNDと共通であるものとする~ |
- | ※JP1はリリースに設定する | + | ※JP1はリリースに設定する~ |
なお、シリアルポートが電気的にアイソレーションされているといった機器の場合は注意が必要です。 | なお、シリアルポートが電気的にアイソレーションされているといった機器の場合は注意が必要です。 | ||
Line 147: | Line 151: | ||
****アプリケーションを使って通信を確認 [#ba6157b6] | ****アプリケーションを使って通信を確認 [#ba6157b6] | ||
- | Windowsに装備されるハイパーターミナルという通信プログラムでチャットライクに相互通信してみます。なお、お使いのWindowsにハイパーターミナルが装備されていない場合は''GCC Developer Lite''に付属する''SIMPLE TERM''等を使用することで通信の確認を行うことができます。~ | + | Windowsに装備されるハイパーターミナルという通信プログラムでチャットライクに相互通信してみます。なお、お使いのWindowsにハイパーターミナルが装備されていない場合は[[Tera Term>http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/]]や[[GCC Developer Lite]]に付属する[[SIMPLE TERM>GDL#STERM]]等を使用することでハイパーターミナルと同等の操作が可能です。~ |
Windowsのタスクバーにある「''スタート''」ボタン→「''すべてのプログラム''」→「''アクセサリ''」→「''通信''」→「''ハイパーターミナル''」の順にクリックし、ハイパーターミナルを起動してください。もし初めて使用される場合は、市外局番やモデムの設定を促される場合があります。ここでは既に一度ハイパーターミナルを使用したことのあるPCでの例となりますので、多少初期状態が異なることがあります。この作業は両方のPCで行います(1台のPCで作業されている方はハイパーターミナルを2つ起動します)。 | Windowsのタスクバーにある「''スタート''」ボタン→「''すべてのプログラム''」→「''アクセサリ''」→「''通信''」→「''ハイパーターミナル''」の順にクリックし、ハイパーターミナルを起動してください。もし初めて使用される場合は、市外局番やモデムの設定を促される場合があります。ここでは既に一度ハイパーターミナルを使用したことのあるPCでの例となりますので、多少初期状態が異なることがあります。この作業は両方のPCで行います(1台のPCで作業されている方はハイパーターミナルを2つ起動します)。 | ||
#ref(BTX022C_12.png,100%) | #ref(BTX022C_12.png,100%) | ||
Line 168: | Line 172: | ||
上述の通り、お互いに使用されるCOMポート番号以外は同じ設定になります。~ | 上述の通り、お互いに使用されるCOMポート番号以外は同じ設定になります。~ | ||
設定が終わって「OK」を押すと選択したCOMポートは自動的に開かれ、相互に通信可能な状況になります。相互にキーボードから入力した文字が相手に届けば通信成功です。 | 設定が終わって「OK」を押すと選択したCOMポートは自動的に開かれ、相互に通信可能な状況になります。相互にキーボードから入力した文字が相手に届けば通信成功です。 | ||
+ | |||
+ | ****接続確認済みデバイス一覧 [#lf065d49] | ||
+ | ZEAL-C02との接続が確認されているデバイスは[[こちら>http://www.musenka.com/info/bluetooth_connectable_device_list.html]]を参照ください。 | ||
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+ | |CENTER:BGCOLOR(red):|LEFT:BGCOLOR(#dcdcef):|c | ||
+ | | :idea:|● Bluetoothドライバによっては先に接続を行った機器の情報を記憶しており、アプリケーションからのポートオープン・クローズに連動してBluetooth接続・切断を自動処理するものもありますし、先にBluetooth接続をドライバから行っておかないと通信できないものもあります。&br;● 不慮の電源断によるBluetooth接続不良が起こった場合は、お互いの機器を再起動してください。接続できないからといって、無闇にBluetoothドライバの設定を変更することは絶対に避けてください。本来不要である設定を行ってしまう場合があります。&br;● 接続が完了しなかったり、接続が完了しても通信ができないといった場合は、使用されているBluetooth USBアダプタ等が接続確認済みデバイス一覧にあるか確認してください。| | ||
***PC(コードレスアダプタ装着) 対 PC(コードレスアダプタ装着) [#i2b1f63b] | ***PC(コードレスアダプタ装着) 対 PC(コードレスアダプタ装着) [#i2b1f63b] | ||
Line 305: | Line 315: | ||
また、PC用Bluetooth USBアダプタからコードレスアダプタにBluetooth経由で接続する場合は、Bluetoothドライバが提供する仮想COMポートをアプリケーションでオープンする際にハードフロー制御をなしにしても構いません。 | また、PC用Bluetooth USBアダプタからコードレスアダプタにBluetooth経由で接続する場合は、Bluetoothドライバが提供する仮想COMポートをアプリケーションでオープンする際にハードフロー制御をなしにしても構いません。 | ||
**データシート [#re82208c] | **データシート [#re82208c] | ||
- | 無線機器(ZEAL-C02)の仕様書、BTコマンド仕様書は[[こちらのサイト>http://www.musenka.com/bluetooth/c02.html]]をご覧下さい。 | + | ZEAL-C02の仕様書等は[[こちらのサイト>http://www.musenka.com/bluetooth/c02.html]]を参照下さい。 |