6: 2014-10-10 (金) 22:41:36 takaboo |
現: 2024-05-13 (月) 08:46:02 takaboo |
| **対応するOS [#x09d349e] | | **対応するOS [#x09d349e] |
| 最新版ではできるだけ最新のOSに対応しますが、時折制限がありますので確認が必要です。~ | | 最新版ではできるだけ最新のOSに対応しますが、時折制限がありますので確認が必要です。~ |
- | 現在の所以下のOSに対応します。 | + | 現在の所以下のOSの64bit版に対応します。 |
| | | |
- | -Windows 2000 (SP4) | + | -Windows 7 |
- | -Windows XP (SP3) | + | -Windows 8/8.1 |
- | -Windows VISTA (SP2) | + | -Windows 10 |
- | -Windows 7 (SP1) | + | -Windows 11 |
- | -Windows 8/8.1 (一部制限あり) | + | |
- | -Windows 10 Technical Preview (一部制限あり) | + | |
| | | |
- | また、本ドキュメントではx86版を標準インストール環境として記述するため、x64版では一部の機能制限があったりインストールフォルダ名が異なる場合があります。 | + | また、本ドキュメントでは64bit版Windows11を前提として記述するため、その他のバージョンや32bit版ではインストールフォルダが一部異なります。 |
| | | |
| **パッケージに含まれるコンポーネント [#j86fbc39] | | **パッケージに含まれるコンポーネント [#j86fbc39] |
| インストールする前にインストールされるコンポーネントを確認しておきます。~ | | インストールする前にインストールされるコンポーネントを確認しておきます。~ |
- | デフォルト設定でフルインストールすると、以下のフォルダツリーが作成されます。いずれこれらのフォルダを直接参照する事もあるかと思います。~ | + | Basal Packと各種ターゲットPackをインストールすると、概ね以下のフォルダツリーが作成されます。~ |
- | #ref(gdl_tree.png,100%) | + | #ref(gdl_new_tree.png,100%) |
| | | |
| - [[GCC Developer Lite>#GCCDevL]] | | - [[GCC Developer Lite>#GCCDevL]] |
- | "C:\Program Files\BestTech\GCC Developer Lite" 配下 | + | "C:\Program Files (x86)\BestTech\GCC Developer Lite" 配下 |
| ~メモ帳で全角まみれのソースに気づかずにエラーが解消しない事に業を煮やして、秀丸の様に色々表示をカスタマイズできるネタを仕込んだテキストエディタが欲しいといったとこで生まれました。他のツールを起動したりコンパイルするといった機能はオマケ以下だったものが、対応するマイコンを増やしていくうちにいつしか多種多様になってしまいました。~ | | ~メモ帳で全角まみれのソースに気づかずにエラーが解消しない事に業を煮やして、秀丸の様に色々表示をカスタマイズできるネタを仕込んだテキストエディタが欲しいといったとこで生まれました。他のツールを起動したりコンパイルするといった機能はオマケ以下だったものが、対応するマイコンを増やしていくうちにいつしか多種多様になってしまいました。~ |
| ちなみに、デフォルトでテキストエディタの背景が青いのは作者の悪趣味によるものなので、好きな色に変更して使ってくださいとの事です。~ | | ちなみに、デフォルトでテキストエディタの背景が青いのは作者の悪趣味によるものなので、好きな色に変更して使ってくださいとの事です。~ |
| #ref(GDL.png,50%) | | #ref(GDL.png,50%) |
| - [[FLASH WRITER>#FW]] | | - [[FLASH WRITER>#FW]] |
- | "C:\Program Files\BestTech\GCC Developer Lite" 配下 | + | "C:\Program Files (x86)\BestTech\GCC Developer Lite" 配下 |
| ~H8/3048FマイコンのフラッシュROMへユーザ任意のデータを書き込むツールでしたが、H8 TinyやSH、ARMやら何やらと言っている間に「FLASH」という表現は曖昧になってきています。~ | | ~H8/3048FマイコンのフラッシュROMへユーザ任意のデータを書き込むツールでしたが、H8 TinyやSH、ARMやら何やらと言っている間に「FLASH」という表現は曖昧になってきています。~ |
| また、シリアルポートがPCとターゲット間の唯一のI/Fだったものが、DLLを仲介したりTELNETやFTPを経由したりとこちらも多様になっています。 | | また、シリアルポートがPCとターゲット間の唯一のI/Fだったものが、DLLを仲介したりTELNETやFTPを経由したりとこちらも多様になっています。 |
| #ref(FW.png,80%) | | #ref(FW.png,80%) |
| - [[SIMPLE TERM>#STERM]] | | - [[SIMPLE TERM>#STERM]] |
- | "C:\Program Files\BestTech\GCC Developer Lite" 配下 | + | "C:\Program Files (x86)\BestTech\GCC Developer Lite" 配下 |
| ~シリアルターミナルクライアントです。元来Windowsにオマケでついていたハイパーターミナルを使っていたのですが、初めて起動する際にいちいち市外局番を入力させられるのがイヤで用意したそうです。~ | | ~シリアルターミナルクライアントです。元来Windowsにオマケでついていたハイパーターミナルを使っていたのですが、初めて起動する際にいちいち市外局番を入力させられるのがイヤで用意したそうです。~ |
- | 今では当然の様に[[TeraTerm:http://ttssh2.sourceforge.jp/]]を使うのでしょうが、COMポートの動的検出やポートの再接続といった操作を横着する機能はSIMPLE TERMにしかありません。~ | + | 今では当然の様に[[TeraTerm:https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/]]を使うのでしょうが、COMポートの動的検出やポートの再接続といった操作を横着する機能はSIMPLE TERMにしかありません。~ |
| なお、数百kbpsを超える高速なボーレートで通信するとすぐに露呈しますが、描画スピードに難があります。今後改善される事は無いそうです。~ | | なお、数百kbpsを超える高速なボーレートで通信するとすぐに露呈しますが、描画スピードに難があります。今後改善される事は無いそうです。~ |
| #ref(sterm.png,70%) | | #ref(sterm.png,70%) |
| -[[FLASHSimple>#FLASHSimple]] | | -[[FLASHSimple>#FLASHSimple]] |
- | "C:\Program Files\BestTech\FLASHSimple" 配下 | + | "C:\Program Files (x86)\BestTech\FLASHSimple" 配下 |
- | ~[[FLASH WRITER>#FW]]では対応し切れていないルネサスのチップを採用した際に、hmseで提供されていた物を少し改造して同梱し始めたものです。既にメンテを放棄したので、[[FDT>http://japan.renesas.com/fmwk.jsp?cnt=fdt_mid_level_landing.jsp&fp=/products/tools/flash_programming/fdt/]]に移行すべきです。~ | + | ~[[FLASH WRITER>#FW]]では対応し切れていないルネサスのチップを採用した際に、hmseで提供されていた物を少し改造して同梱し始めたものです。既にメンテは放棄されていますのでオマケ程度にと思ってください。~ |
| ちなみに[[FLASH WRITER>#FW]]よりも速いボーレートで書き込めますので、大きいファイルを転送する時には重宝します。 | | ちなみに[[FLASH WRITER>#FW]]よりも速いボーレートで書き込めますので、大きいファイルを転送する時には重宝します。 |
| -[[OpenOCD]] | | -[[OpenOCD]] |
- | "C:\Program Files\BestTech\openOCD" 配下 | + | "C:\Program Files (x86)\BestTech\openOCD" 配下 |
| ~基本的に[[TINY JTAG-ICE2]]用として更新しているファイルと同等ですが、そちらの更新頻度が激しいためにGCC Developer Liteのインストーラに収められているバージョンはどうしても古くなります。ですが、できるだけ安定して使用できるバージョンを適用する様にしていますので、単体で[[OpenOCD]]として公開しているバージョンに置き換える事は推奨できません。入れ替えは新し物好きか、重要なパッチが当たっている時だけにしましょう。 | | ~基本的に[[TINY JTAG-ICE2]]用として更新しているファイルと同等ですが、そちらの更新頻度が激しいためにGCC Developer Liteのインストーラに収められているバージョンはどうしても古くなります。ですが、できるだけ安定して使用できるバージョンを適用する様にしていますので、単体で[[OpenOCD]]として公開しているバージョンに置き換える事は推奨できません。入れ替えは新し物好きか、重要なパッチが当たっている時だけにしましょう。 |
- | - GNU TOOLS | + | - 各GCC |
- | "C:\Program Files\BestTech\GCC Developer Lite\GCC" 配下 | + | "C:\ProgramData\BestTech\GCC Developer Lite\GCC" 配下 |
| ~アセンブラ、リンカ、Cコンパイラ等を含みます。現在含まれるツールチェインは以下の通りです。 | | ~アセンブラ、リンカ、Cコンパイラ等を含みます。現在含まれるツールチェインは以下の通りです。 |
| ~'''ARM''' (ARMコアシリーズ全般)~ | | ~'''ARM''' (ARMコアシリーズ全般)~ |
| '''AVR''' (AVRコアシリーズ全般 AVR Toolchainそのもの)~ | | '''AVR''' (AVRコアシリーズ全般 AVR Toolchainそのもの)~ |
- | '''SH''' (SHコアシリーズ全般 kpit gnutoolそのもの)~ | + | '''SH''' (SHコアシリーズ全般 gnutoolそのもの)~ |
- | '''H8''' (H8コアシリーズ全般 kpit gnutoolそのもの)~ | + | '''H8''' (H8コアシリーズ全般 gnutoolそのもの)~ |
- | '''RX''' (RXコアシリーズ全般 kpit gnutoolそのもの)~ | + | |
| '''x86''' (Windows 32bit版用 mingwそのもの)~ | | '''x86''' (Windows 32bit版用 mingwそのもの)~ |
| '''x64''' (Windows 64bit版用 mingwそのもの)~ | | '''x64''' (Windows 64bit版用 mingwそのもの)~ |
- | '''FPC''' (ARM用Free Pascal Complier)~ | |
| ~適当なフォルダにまとめ、フォルダごと移動しても単体で動かせる状態で構成されてさえいれば、Windows上で動くgnuのコンパイラ全てに対応できます。よって、ユーザ自身で用意したコンパイラを含めたり、自前で構築したgccを適用させることも何ら難しくありません。 | | ~適当なフォルダにまとめ、フォルダごと移動しても単体で動かせる状態で構成されてさえいれば、Windows上で動くgnuのコンパイラ全てに対応できます。よって、ユーザ自身で用意したコンパイラを含めたり、自前で構築したgccを適用させることも何ら難しくありません。 |
| - ターゲットファイル | | - ターゲットファイル |
- | "C:\Program Files\BestTech\GCC Developer Lite\TARGET" 配下 | + | "C:\ProgramData\BestTech\GCC Developer Lite\TARGET" 配下 |
| ~色々入っているのでごった煮と呼んでいます。対応するハードウェアが増えればGNUTOOLS同様それらに対応するファイルが必要(不要な時もあります)です。~ | | ~色々入っているのでごった煮と呼んでいます。対応するハードウェアが増えればGNUTOOLS同様それらに対応するファイルが必要(不要な時もあります)です。~ |
| 当初からマイコンのシリアルポートを使う事としている都合、ほとんどのターゲットが持つシリアルポートをputcやgetcといった低レベルの関数で利用できるにライブラリが提供されます。最近ではそれでは事足りず、OSライクな物までターゲットファイルとして提供する事もあります。~ | | 当初からマイコンのシリアルポートを使う事としている都合、ほとんどのターゲットが持つシリアルポートをputcやgetcといった低レベルの関数で利用できるにライブラリが提供されます。最近ではそれでは事足りず、OSライクな物までターゲットファイルとして提供する事もあります。~ |
| '''7145F''' ([[SH7145Fマイコンボード>BTC080]])~ | | '''7145F''' ([[SH7145Fマイコンボード>BTC080]])~ |
| '''7125F'''~ | | '''7125F'''~ |
- | '''RX62N'''~ | |
| '''ATmega168''' ([[ATmega168マイコンボード>BTC066]])~ | | '''ATmega168''' ([[ATmega168マイコンボード>BTC066]])~ |
| '''ATmega32''' ([[ATmega32マイコンボード>BTC067B]])~ | | '''ATmega32''' ([[ATmega32マイコンボード>BTC067B]])~ |
| '''AT90CAN128''' (AT90CAN128マイコンボード)~ | | '''AT90CAN128''' (AT90CAN128マイコンボード)~ |
| '''SAM3S4''' ([[Digitus SAM3S>BTC096]])~ | | '''SAM3S4''' ([[Digitus SAM3S>BTC096]])~ |
- | '''SAM3S4_TOPPERS''' ([[Digitus SAM3S>BTC096]])~ | + | '''SAM7S''' ([[AT91SAM7S256マイコンボード>BTC091]], [[AT91SAM7S32マイコンボード>BTC092]])~ |
- | '''SAM7S''' ([[AT91SAM7S256マイコンボード>BTC091]], [[AT91SAM7S32マイコンボード>BTC092]], [[ユニバーサルドライバ3>BTA022]], [[FDIII-HC>BTE083]])~ | + | |
- | '''SAM7S_TOPPERS''' ([[AT91SAM7S256マイコンボード>BTC091]], [[AT91SAM7S32マイコンボード>BTC092]], [[ユニバーサルドライバ3>BTA022]], [[FDIII-HC>BTE083]])~ | + | |
| '''SAM7X''' ([[AT91SAM7X512マイコンボード>BTC095]])~ | | '''SAM7X''' ([[AT91SAM7X512マイコンボード>BTC095]])~ |
- | '''SAM7XFPC''' ([[AT91SAM7X512マイコンボード>BTC095]])~ | |
- | '''STR75X'''~ | |
| '''STM32F2'''~ | | '''STM32F2'''~ |
- | '''STM32F2_TOPPERS'''~ | |
| '''STM32F373''' ([[Digitus STM32F3>BTC097]])~ | | '''STM32F373''' ([[Digitus STM32F3>BTC097]])~ |
- | '''FD30''' ([[FDIII-HC>BTE083]])~ | + | '''LPC82x'''~ |
- | '''UD3''' ([[ユニバーサルドライバ3>BTA022]],[[ユニバーサルドライバ3.5>BTA026]])~ | + | '''LPC84x''' ([[DXMIO]])~ |
- | '''CM-5''' (Bioloid CM-5)~ | + | '''FREERTOS_CM0P'''~ |
| + | '''FREERTOS_CM3'''~ |
| + | '''FREERTOS_CM4F'''~ |
| + | '''DXLIB'''~ |
| '''win''' | | '''win''' |
| ~マイコンボードを応用し機能を拡張した製品のDEFファイルにおいては、複数のフォルダを参照する設定がなされている場合もあります。 | | ~マイコンボードを応用し機能を拡張した製品のDEFファイルにおいては、複数のフォルダを参照する設定がなされている場合もあります。 |
| ~'''atm6119_cdc.inf''' (Atmel AT91SAM7S/AT91SAM7X/SAM3S Windows用仮想COMポートドライバインストール用定義ファイル)~ | | ~'''atm6119_cdc.inf''' (Atmel AT91SAM7S/AT91SAM7X/SAM3S Windows用仮想COMポートドライバインストール用定義ファイル)~ |
| ~'''stmcdc.inf''' (STMicro STM32F1/F2/F3/F4Windows用仮想COMポートドライバインストール用定義ファイル)~ | | ~'''stmcdc.inf''' (STMicro STM32F1/F2/F3/F4Windows用仮想COMポートドライバインストール用定義ファイル)~ |
- | ~FTDI社のドライバも含めようと考えていたのですが、FTDI社のチップを使用している製品が他にたくさんあるので、競合する可能性を避けるために汎用インストールパッケージへの同梱はひかえています。一部OEM版のパッケージにおいては含まれます。 | |
| - その他 | | - その他 |
- | ~「%APPDATA%\BestTech\GCC Developer Lite」配下に各アプリケーションの設定がファイルとして保存されます。アンインストール時はこれらのファイルは削除対象としていませんので、手動で削除しなくてはなりません。 | + | ~「%APPDATA%\BestTech\GCC Developer Lite」配下に各アプリケーションの設定がファイルとして保存されます。 |
| | | |
| **インストールパッケージの入手 [#DOWNLOAD] | | **インストールパッケージの入手 [#DOWNLOAD] |
| + | 数百メガバイトのインストールファイルのダウンロードをブラウザに任せると、かなり高い頻度で失敗します。できれば専用のダウンローダ([[bitsadmin>https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/bitsadmin-transfer]]やwget等)を使用することを推奨します。 |
| > | | > |
- | #ref(https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLFull2.5.1.0.exe) | + | -''基本パック''(必須) |
- | 公開日: 2013/09/04~ | + | ~[[GDLBasalPack2.7.1.0.exe>https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLBasalPack2.7.1.0.exe]] |
- | サイズ: 176,329,165 byte~ | + | ~公開日: 2024/03/31~ |
- | MD5ハッシュ値: f198f79a9803672d44c63e0ff9af0192 | + | サイズ: 16,715,027 byte~ |
| + | MD5ハッシュ値: 1b8724f696377304470769cebd82e88f~ |
| + | GCC Developer Lite・Simple Term・Flash Writer・ctags・msys2コマンドラインツール同梱 |
| + | -''H8パック'' |
| + | ~[[GDLH8Pack202206.exe>https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLH8Pack202206.exe]] |
| + | ~公開日: 2022/06/09~ |
| + | サイズ: 18,638,370 byte~ |
| + | MD5ハッシュ値: 2d0ad7c10de82144081f735621ba55b4~ |
| + | 各renesas H8マイコンボード用ターゲットファイル・FLASHSimple・H8 GCC同梱 |
| + | -''SHパック'' |
| + | ~[[GDLShPack202206.exe>https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLShPack202206.exe]] |
| + | ~公開日: 2022/06/09~ |
| + | サイズ: 22,420,625 byte~ |
| + | MD5ハッシュ値: 774c8ae923c2c3be76ef12fa805ba43f~ |
| + | 各renesas SH2マイコンボード用ターゲットファイル・FLASHSimple・SH GCC同梱 |
| + | -''AVRパック'' |
| + | ~[[GDLAvrPack202209.exe>https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLAvrPack202209.exe]] |
| + | ~公開日: 2022/09/23~ |
| + | サイズ: 17,167,850 byte~ |
| + | MD5ハッシュ値: bea84c49fdf355ba61d3985739ee1d23~ |
| + | 各microchip AVRマイコンボード用ターゲットファイル・AVR GCC同梱 |
| + | -''ARMパック'' |
| + | ~[[GDLArmPack202206.exe>https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLArmPack202206.exe]] |
| + | ~公開日: 2022/06/09~ |
| + | サイズ: 55,433,882 byte~ |
| + | MD5ハッシュ値: 49cb23dee3286981cb3f6030896743db~ |
| + | 各ARMコア内蔵マイコンボード用ターゲットファイル・CoFlash・ARM GCC同梱 |
| + | -''WIN32パック'' |
| + | ~[[GDLWin32Pack202405.exe>https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLWin32Pack202405.exe]] |
| + | ~公開日: 2024/05/13~ |
| + | サイズ: 434,504,838 byte~ |
| + | MD5ハッシュ値: 0dc424ab97e67d09e31887d3e2a42f6b~ |
| + | 巨大化に伴い32/64bitを分離・2024/5/13日版Windows用32bit GCC及びPython同梱・インストールサイズは3Gbyte超~ |
| + | ※msys2の32bit版メンテ終了に伴い以後の更新を行わず |
| + | -''WIN64パック'' |
| + | ~[[GDLWin64Pack202405.exe>https://www.besttechnology.co.jp/download/GDLWin64Pack202405.exe]] |
| + | ~公開日: 2024/05/13~ |
| + | サイズ: 676,158,599 byte~ |
| + | MD5ハッシュ値: 0dc424ab97e67d09e31887d3e2a42f6b~ |
| + | 巨大化に伴い32/64bitを分離・2024/5/13日版Windows用64bit GCC及びPython同梱・インストールサイズは4Gbyte超 |
| | | |
| ***更新内容 [#id47fd9a] | | ***更新内容 [#id47fd9a] |
- | ''Version 2.6.0.0 2015/xx/xx (未公開)''~ | + | ''Version 2.7.1.0 2024/3/31''~ |
| + | +基本パック |
| + | ++GCCDevL.exeで開いたソースの文字コードおよび改行コードの判別をマトモに |
| + | ++GCCDevL.exeの新規作成時の文字コードおよび改行コードをUN(LF)に固定 |
| + | ++パッケージからopenocdを削除 |
| + | ++ctagsを最新版に |
| + | |
| + | Version 2.7.0.4_r2 2022/9/17~ |
| + | +基本パック |
| + | ++STERM.exeの受信イベント過多で操作不能になる事を多少軽減 |
| + | ++STERM.exeのDTR制御設定を表面化 |
| + | ++openocd・ctagsを最新版に |
| + | +WINパック~ |
| + | ++9/17現在の最新バイナリ適用 |
| + | +AVRパック 2022/9/23~ |
| + | ++最新のAVR 8-bit Toolchainではポインタを引き回した際に挙動がおかしくなるためVer.3.6.2.1778へバックデート |
| + | ++ターゲットライブラリの再構築のみ |
| + | |
| + | Version 2.7.0.4 2022/6/9~ |
| + | +基本パック |
| + | ++GCCDevL.exeのエディタフォントサイズ変更用ショートカットキー(Ctrl+ +/-)追加 |
| + | ++GCCDevL.exeのエディタにおいて対応する括弧へジャンプするショートカットキー(Ctrl+ [)追加 |
| + | ++GCCDevL.exeのDEFファイル(各ターゲットの設定ファイル)中の文字列中にダブルクォーテーションを多用するようになったのでフェンスをカギ括弧に変更&br; |
| + | それに伴い全ターゲットのDEFファイルを変更する羽目に |
| + | ++STERM.exeのUSB挿抜イベント検出遅延を削除、コンポーネント更新に伴う再構築~ |
| + | 転送スクリプトが二重に励起される事がある原因は相変わらず不明 |
| + | ++FW.exeのUSB挿抜イベント検出遅延を削除、avrdudeのコマンドラインオプションを変更できるよう変更 |
| + | ++最新版msys2・OpenOCD・ctags適用 |
| + | +AVRパック~ |
| + | ++思うところあってArduinoをターゲットに含める |
| + | ++全ターゲットのUARTルーチンを共通化 |
| + | ++最新版AVR TOOLCHAINを適用したのに合わせてAVRDUDE 7.0を同梱 |
| + | ++FreePascal用のターゲットファイルを同梱(コンパイラと設定リストは別パック) |
| + | +ARMパック~ |
| + | ++根強い希望によりDX2LIBのclient機能にsync_read・sync_write・bulk_read・bulk_writeの各インストラクションへの応答を追加 |
| + | ++DX2LIBの一部の追加APIの名称がWindows版を継承したままで使用できなかったのを修正 |
| + | ++STM32F373用のターゲットファイルに含まれるST社のペリフェラルライブラリをV1.1に更新 |
| + | +FreePascalパック(後日公開) |
| + | ++新たにAVRとARM向けにFreePascalへの対応を始めたが、問題が噴出し始める気配を感じたので中途半端な状態で締める |
| + | ++インストールに関しては一部のターゲットにおいて依存関係等少々煩雑なところがあるのは致し方なく |
| + | |
| + | Version 2.7.0.3 2022/4/10~ |
| + | +基本パック |
| + | ++コンポーネント更新に伴うGCC Developer Liteの再構築 |
| + | ++最新版msys2・OpenOCD・ctags適用 |
| + | +Winパック |
| + | ++4/10現在の最新バイナリ適用 |
| + | +ARMパック~ |
| + | ++GDLArmPack202204版のパッケージに含まれるDXLIBの更新が不完全のままだった&br;申し訳ないがGDLArmPack202204_1をダウンロードし直していただきたく |
| + | ++簡易printfに浮動小数亭表示を正式に追加(それでも簡易版)~ |
| + | ++DXLIB/DX2LIBにRebootコマンド追加 |
| + | ++LPC84x用DMA版USARTルーチン内で個別に用意していたDMA Descriptorを全廃し、LPC Open内で定義されているChip_DMA_Tableを使用するように変更 |
| + | |
| + | Version 2.7.0.0 2022/3/1~ |
| + | 先のバージョンはこの更新を行うための布石のため、一部のターゲットファイルが不完全であった |
| +GCCDevL.exe~ | | +GCCDevL.exe~ |
- | コンポーネントの更新に伴う再構築~ | + | ++ターゲットファイルの配置場所としてProgramDataを対象に追加 |
- | ctagsを使用したタグジャンプ機能追加~ | + | ++コンパイラ動作ログへの書き出しを高速化 |
- | リファレンスウィンドウのタイトルに表示されていたフルパスをウィンドウサイズに応じたコンパクトパス表記に変更 | + | ++ショートパス名を強いるのはこのバージョンで終わりにする予定 |
| + | ++高DPIに対応するつもりは今後一切無い |
| + | +msys2 |
| + | ++最新版適用 |
| + | ++一部のコマンドが/tmp絡みで煩いのでインストール時に生成しておく事に |
| + | +STERM.exe~ |
| + | ++コンポーネント更新に伴う再構築 |
| + | +openOCD~ |
| + | ++最新版適用 |
| + | +ctags~ |
| + | ++最新版適用 |
| + | +CoFlash |
| + | ++デバイスにLPC8xxを追加したものを適用 |
| + | +全ターゲットファイル~ |
| + | ++同梱の再構築用のバッチ及びmakefileを全面改修~ |
| + | ショートパス名の生成を要求しないための布石として相対パスで記述 |
| + | +インストーラ~ |
| + | ++事前にレジストリの変更や再起動を必要とする操作をインストーラ内で行うように変更 |
| + | ++インストール時の条件を厳格化 |
| + | ++STERM用に不足していたファイルを追加 |
| + | ++各ターゲットファイルのソース及びライブラリ、さらにコンパイラ本体の配置先をProgramDataに変更しパーミッションをフルアクセス化~ |
| + | これによりユーザ自らによる修正や更新が容易に |
| + | ++インストール先を内部固定としユーザが変更できないように構成 |
| + | ++アンインストール時の残骸が残りにくいように構成 |
| + | |
| + | Version 2.6.1.4 2022/2/7~ |
| + | +あまりにも肥大化しすぎてインストーラの生成すらままならなくなったので、IDE部分とターゲットファイルにインストーラーを分離~ |
| + | ファイルサイズが小さくなったのでダウンロードが成功しやすくなったかも |
| + | +色々手を入れたので何を修正したか失念~ |
| + | 多分改悪にはなってないと信じる |
| + | +Toppersを使ったライブラリを削除~ |
| + | それに伴いFDIII-HCやUD3はサポート対象外とする |
| + | +SH・H8・AVR用のパッケージはこれ以後メンテしない |
| + | +RX用のGCCが異常とも思えるほど程肥大化しているので対策がなされるまで対象外とする |
| + | +現状ARMコアを搭載した製品しか新規リリースしていないこともあり、それら製品向けのメンテナンスとしての位置付けが強い |
| | | |
| Version 2.5.1.0 2013/09/04~ | | Version 2.5.1.0 2013/09/04~ |
| | | |
| **インストール [#t1d1c731] | | **インストール [#t1d1c731] |
- | 何も読まずに「OK」「次へ」「はい」を選択してフルインストールすると、ハードディスクを占有する容量が2Gバイトを超える事があります。~ | + | 他のバージョンのGCC Developer Liteと共存させる事を想定していないため、インストール済みのGCC Developer Liteがあれば予めアンインストールしておきます。また何らかの要因で「%APPDATA%\BestTech\GCC Developer Lite」フォルダが残っていると、改めてインストールする事を阻害される場合があります。その場合は本フォルダを手動で削除しておきます。~ |
- | インストールする際はダイアログボックスに表示されるメッセージを良く読み、必要なコンポーネントだけを選択してから「次へ」ボタンを押すべきです。 | + | 署名の類を一切施していないので、いずれのインストーラーも実行するとスマートスクリーン・セキュリティー警告・ユーザアカウント制御等のメッセージがしつこく表示されます。ダウンロードしたファイルのサイズやハッシュ値が上記と同一であれば「実行(%%%R%%%)」や「はい」を選択してインストールを進めて構いませんが、気がかりな場合はインストールそのものを止めここで示す作業を諦めざるを得ません。~ |
| + | #ref(GDL_CAmess0.png,40%) |
| + | #ref(GDL_CAmess1.png,70%) |
| + | #ref(GDL_CAmess2.png,70%) |
| + | これらのメッセージが表示されないままインストールそのものを拒否されたり、インストーラーファイルが削除される事も考えられます。その場合はWindowsの署名に関するポリシーを変更したり、アンチウィルスの制限を緩める等の措置を講じる必要があります。~ |
| | | |
- | インストールする言語を選びます。使用するツールのメニュー等の表示言語もここで選ぶ事になります。 | + | なお限定的な機能のみにもかかわらずコンパイラによってはかなりの数のファイルを内包しているため、ファイルの数とサイズは莫大になるパッケージがあります。そのためインストールが完了するまにではそれ相応の時間がかかるのと、数ギガものハードディスクの空き容量を要求されます。インストールが成功したとしても、最新のコンパイラ類が実行された際にアンチウィルスによってウィルスとして誤認識される恐れもあります。 |
| + | |
| + | ようやくインストールですが、まずはGDLBasalPack~.exeとあるパッケージを実行します。 |
| + | |
| + | インストールする言語を選びます。今後使用するツールの表示言語はここで選ぶ事になります。 |
| #ref(gdl_inst_step1.png,100%) | | #ref(gdl_inst_step1.png,100%) |
- | この画面でのみパッケージのバージョンが表示されます。 | + | もし次のメッセージが表示された場合、使用しているPCの環境が本ツールに適合していない状態を意味します。通常は「はい(Y)」を選択します。 |
- | #ref(gdl_inst_step2.png,100%) | + | #ref(gdl_inst_step0.png,100%) |
| GPL Ver.2です。本インストールパッケージに含まれるGNUツール及びターゲット毎のライブラリはGPL Ver.2の制約を受けるものとします。~ | | GPL Ver.2です。本インストールパッケージに含まれるGNUツール及びターゲット毎のライブラリはGPL Ver.2の制約を受けるものとします。~ |
- | 何を言わんとしているか分からない時は[[こちら>http://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License]]を参考にし、熟慮の上同意するか否かを決定します。 | + | 何を言わんとしているか分からない時は[[こちら>https://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License]]を参考にし、熟慮の上同意するか否かを決定します。 |
- | #ref(gdl_inst_step3.png,100%) | + | #ref(gdl_inst_step2.png,100%) |
| こちらにはインストールパッケージに含まれるファイルの情報が表示されます。 | | こちらにはインストールパッケージに含まれるファイルの情報が表示されます。 |
| + | #ref(gdl_inst_step3.png,100%) |
| + | インストール先を選んだ後はインストールするコンポーネントの選択です。H8やSHを対象にしないのであれば「FlashWriter」のチェックは外して結構、ARMを「openOCD」でデバッグしないのであればそちらもチェックを外して構いません。「msys2」はlinuxと同等の一部のコマンドラインツール類を含み、後々各ターゲットのライブラリを再構築したりmakeを使用する際にのみ必要です。良くわからない場合は「フルインストール」を選びます。 |
| + | ~ |
| #ref(gdl_inst_step4.png,100%) | | #ref(gdl_inst_step4.png,100%) |
- | インストールするルートフォルダを指定します。変更した場合は今後様々な所で弊害が発生しますので、どうなるか予測がつかない場合は変更しない事です。 | + | チェックされているとインストール後にGCC Developer Liteのショートカットがデスクトップに作られます。余計なお世話ならチェックを外します。 |
| #ref(gdl_inst_step5.png,100%) | | #ref(gdl_inst_step5.png,100%) |
- | ここがインストーラの肝です。通常「フルインストール」を選択する意味は皆無です。なぜなら、H8マイコンでしか使うつもりが無いのに、H8やARMのコンパイラまでインストールされてしまいますし、設定リストにも使用しないターゲットの名称が列挙されてしまうからです。おまけに、インストール後のHDDの占有容量が1Gバイトにもなります。~ | + | これでインストールの準備が整いました。最後に「インストール」ボタンを押して、HDDへのコピー作業を開始します。 |
| #ref(gdl_inst_step6.png,100%) | | #ref(gdl_inst_step6.png,100%) |
- | 上段のドロップダウンリストから適宜対象とするターゲットを選択すれば、下段のコンポーネントは自動選択されます。不用意にコンポーネントを手動で変更すると、不必要なファイルがインストールされたり、必要不可欠なファイルが足りない状態になりますので、訳が分からない内はリストから選ぶだけに留めておきましょう。 | + | 初めて8.3形式のファイル名に対応させた場合は、メッセージに従ってPCを再起動して基本パックのインストールは終了です。~ |
- | #ref(gdl_inst_step6_dropdownlist.png,100%) | + | ''基本パックのインストールが終わったら、一度だけGCC Developer Liteを起動してすぐに終了させてください''。一度も起動していない環境には追加パッケージをインストールできないように仕掛けてあります。 |
- | 次へ、 | + | ---- |
- | #ref(gdl_inst_step7.png,100%) | + | 続いて目的の追加パッケージをインストールします。概ねGDLBasalPack~と同様の手順です。また途中で表示されるコンポーネントの選択画面では、自身が必要とするターゲットのみを選択する事で余計なファイルがインストールされなくなります。 |
- | チェックされているとインストール後にGCC Developer Liteのショートカットがデスクトップに作られます。余計なお世話ならチェックを外します。 | + | |
- | #ref(gdl_inst_step8.png,100%) | + | |
- | これでインストールの準備が整いました。最後に「インストール」ボタンを押して、HDDへのコピー作業を開始します。なお、これ以後の処理にはかなりのメモリを必要とします。とてつもなくコピー作業が遅い場合は必要とするメモリが少ない可能性があり、場合によってはインストールが正常に完了しない可能性もあります。 | + | |
- | #ref(gdl_inst_step9.png,100%) | + | |
- | | + | |
- | なお、一部のターゲットが選択されていると、インストールの最終段階でWindows用のデバイスドライバのインストールが合わせて行われます。同梱されるデバイスドライバはOSによって制約があるため、GCC Developer Liteをインストールする前にOS自体の準備をしておく必要があります。ここではWindows 8にインストールする際の手順を記載しておきます。本操作はデバイスドライバをインストールする際に1度だけ行えば結構です。 | + | |
- | | + | |
- | +コマンドプロンプトを''管理者権限''で起動。 | + | |
- | +bcdeditコマンドにて次回起動時の設定変更を行った後にWindowsを再起動。 | + | |
- | bcdedit /set {current} onetimeadvancedoptions on | + | |
- | shutdown /r /t 0 | + | |
- | #ref(win8_bcdedit.png,100%) | + | |
- | +再起動後に表示されるスタートアップ設定画面にて、「7) ドライバー署名の強制を無効にする」を選択して起動。 | + | |
- | #ref(win8_startup.png,100%) | + | |
- | +ログイン後GCC Developer Liteのインストールを開始し、デバイスドライバのインストール時にWindowsセキュリティのダイアログボックスが表示されたら「このドライバーソフトウェアをインストールします(I)」を選択。 | + | |
- | #ref(win8_securitymessage.png,100%) | + | |
- | +デバイスドライバのインストールが正常に行われたメッセージが表示されたら終了。 | + | |
| | | |
| *使い方 [#d0ab4bff] | | *使い方 [#d0ab4bff] |
| #ref(multiwindow.png,70%) | | #ref(multiwindow.png,70%) |
| ソース中のコメント等にURL等を記述していた場合は、そのURL部分にマウスカーソルを合わせ「CTRL」+「ダブルクリック」すると、参照ウィンドウでそのサイトを閲覧する事も出来ます。何かのデータシートがpdfで提供されていたら、ソース中にブックマーク代わりにURL書いておいていつでも参照できるようにすると便利かもしれません。 | | ソース中のコメント等にURL等を記述していた場合は、そのURL部分にマウスカーソルを合わせ「CTRL」+「ダブルクリック」すると、参照ウィンドウでそのサイトを閲覧する事も出来ます。何かのデータシートがpdfで提供されていたら、ソース中にブックマーク代わりにURL書いておいていつでも参照できるようにすると便利かもしれません。 |
| + | ****タグジャンプ [#n55e8954] |
| + | 「検索(S)」メニュー内の「タグファイル自動生成(C)」と「タグ生成オプション」内の「タグ生成時にカレントフォルダを含める」をチェックします。 |
| + | #ref(GDL_EnableTagJump.png,100%) |
| + | この状態でソースコードを一旦ファイルに保存するとバックグラウンドでタグファイルが生成し直されます。ソースファイル名に「.ctags」の拡張子を付与した名前でタグファイルが作られますが、条件によっては生成に長い時間を要したりファイルサイズが巨大化します。~ |
| + | 準備ができたらソースコードの関数名が書かれた部分にカーソルを置き、「Ctrl」キーを押しながら「]」キーを押してから「]」キーのみを放す(「Ctrl」キーのみが押された状態)とエディタウィンドウ中央にその関数名の宣言がなされているファイルの一覧が表示されます。 |
| + | #ref(GDL_TagJump.png,80%) |
| + | その関数名の参照先が見つからなかった場合は、ファイルの一覧は表示されません。「Ctrl」キーが押されままの状態でファイルの一覧が表示されている間にカーソルキーの上下やマウスのクリックでファイル一覧から任意のファイル名を選択すると、そのファイルが別ウィンドウが開いてかつ該当するタグが記述されている場所にカーソルがジャンプします。もし編集中のソースコードが参照先の場合は、別ウィンドウは開かずにそのまま該当箇所にカーソルがジャンプします。~ |
| + | なおタグとソースコードとの相関はほぼ皆無なので、あくまで参考程度に考えてください。またGCC Developer Liteを閉じてもソースファイルと同じフォルダにタグファイルが残っていた場合は、削除して構いません。 |
| + | |
| + | ****エンコード [#v7b69968] |
| + | ソースコードファイルはテキストファイルを対象としますが、コンパイラやツール類はそのファイルの文字コードに多分に影響を受けます。エディタ上では問題無く閲覧できているにもかかわらず、含まれる文字によっては不可解なエラーが発生するといった事が考えられるのです。~ |
| + | GCC Developer LiteのデフォルトエンコードであるShift_JISでは問題が生じやすいため、できる限りUTF-8もしくはBOM付きUTF-8に変更た上でソースコードファイルを保存する事を推奨します。画面最下段のステータスバーの右側に現在のエンコードと改行の状態が表示されており、右クリックして表示されるポップアップメニューより任意のエンコードと改行に変更できます。 |
| + | #ref(GDL_Encode.png,80%) |
| + | ****文字サイズ [#q5e79f02] |
| + | GCC Developer Liteは最近の高DPIなPCに対応していないため、高解像度になればなるほどエディタ画面の文字サイズが小さく表示され、場合によっては普通の視力では識別できない程小さく表示されます。その場合は「Ctrl」キーを押しながらマウスホイールを回転させるかピンチイン・アウトさせると、それと連動して文字サイズが変わります。ソースコード全体の見通しを良くするために縮小したり、小さすぎて見えないから拡大するといった使い方ができます。 |
| + | #ref(GDL_Zoom.png,55%) |
| + | |
| ****エディタ設定 [#t28b92dd] | | ****エディタ設定 [#t28b92dd] |
- | フォントが小さいので見にくいとか青地はイヤだという場合に好き勝手に変更できます。その他にも色々設定ができますが、複雑なので割愛します。 | + | デフォルトのフォントが小さいので見にくいとか青地はイヤだという場合に好き勝手に変更できます。その他にも色々設定ができますが、複雑なので割愛します。 |
| #ref(editer_prop.png,100%) | | #ref(editer_prop.png,100%) |
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| -''Q:''旧バージョンの提供をしてほしい~ | | -''Q:''旧バージョンの提供をしてほしい~ |
| ''A:''常時最新のツール及び販売中の製品向けにアップデートされるツールとしての位置付けのため、原則として廃盤およびサポートを終了した製品向けの提供は行わない。 | | ''A:''常時最新のツール及び販売中の製品向けにアップデートされるツールとしての位置付けのため、原則として廃盤およびサポートを終了した製品向けの提供は行わない。 |
| + | -''Q:''組み込みブラウザの挙動がおかしい~ |
| + | ''A:''デフォルトでIEの古いバージョンを前提に動作するため。~ |
| + | レジストリエディタで以下のキーに'GCCDevL.exe'の名前でDWORD(32bit)値を作り、[[任意の値>https://www.google.com/search?q=FEATURE_BROWSER_EMULATION]]を設定する事で多少改善する可能性がある。 |
| + | KEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Main\FeatureControl\FEATURE_BROWSER_EMULATION |
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| *転載・転用・その他 [#wde6d7b4] | | *転載・転用・その他 [#wde6d7b4] |