*C言語の基礎 [#z5920a7e] **制御文 [#b3400d86] ***if文 [#c6144380] if文は「もし○○だったら△△する。それ以外だったら□□する」というような、条件によって実行することを分けるときに使います。 #ref(if1.png,100%) 「もし○○だったら△△する」というif文です。~ ()内の条件が成り立っている時は{}内の処理を実行します。成り立っていない時は何もしません。 main() { int a =10; if (a > 5) { a = a - 1; } } もし変数aが5より大きかったらaから1引くというプログラムです。 ---- #ref(if2.png,100%) 「もし○○だったら△△する。それ以外だったら□□する」というif文です。~ ()内の条件が成り立っている時はその直後の{}内の処理を実行し、成り立っていない時はelse後の{}内の処理を実行します。 main() { int a =10; if (a > 5) { a = a - 1; } else { a = a + 1; } } もし変数aが5より大きかったらaから1引いて、それ以外(aが5以下)なら1足すというプログラムです。 ---- #ref(if3.png,100%) 「もし○○だったら△△する、それ以外でもし●●だったら□□する、更にそれ以外は■■する」というif文です。~ 最初のifの()内の条件が成り立っている時はその直後の{}内の処理を実行し、成り立っていない時は次のelse ifへ行きます。else ifの()内の条件が成り立っている時はその直後の{}内の処理を実行し、成り立っていない時はelse後の{}内の処理を実行します。 main() { int a =10; if (a > 5) { a = a - 1; } else if (a < 0) { a = 0; } else { a = a + 1; } } もし変数aが5より大きかったらaから1引いて、それ以外(aが5以下)でaが0より小さかったらaに0を代入して、更にそれ以外(aは0以上,5以下)ならaに1足すというプログラムです。 ***for文 [#l1911408] 同じ処理を繰り返す時に使います。通常はカウンタを使って繰り返す回数を決めます。 #ref(for1.png,100%) 「iの初期値を0とし、iが5より小さい間は処理を繰り返す。ただし処理を1回行ったらiを1増やす。」というfor文です。~ 事前にカウンタを変数として宣言しておきます。 処理を行うごとにカウンタが0,1,2,3,4と増え5になったら繰返しを止めます。~ i++はi=i+1と同じ意味です。 main() { int i, a = 1; for (i = 0; i < 5; i++) { a = a * 3; } } a×3を5回繰り返す(3の5乗を計算する)プログラムです。 ***while文 [#of5e8829] 同じ処理を繰り返す時に使います。for文との違いは、繰り返す回数が決まっていない時に使うということです。 #ref(while1.png,100%) ()内の条件が成り立っている間は処理を繰り返し実行し、条件が成り立たなくなったら繰返しを止めます。 main() { int i; while (i < 1000) { i = i * 2; } } i×2を繰り返し、iが1000より少ない状態でなくなったら(1000以上になったら)繰り返しを止めるというプログラムです。 ***switch文 [#x577fb19] 変数や式の値によって処理を分けるときに使用します。 #ref(switch1.png,100%) 「変数・式が値1なら処理Aを実行、値2なら処理Bを実行、どれにも当てはまらなければ処理Cを実行する」というswitch文です。~ switch文の()内の変数又は式の値がcaseの後の値と同じならその直後の処理を行います。処理後はbreak;を書きましょう。忘れるとそのまま次の処理も行ってしまいます。defaultはどれにも当てはまらない場合です。 main() { char c = '+'; int a, m = 5, n = 3; switch(c) { case '+': a = m + n; break; case '-': a = m - n; break; default: a = 0; } } cが+ならmとnをたしてaに代入、cが-ならmからnを引いてaに代入、それ以外ならaに0を代入するというプログラムです。
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