8: 2012-07-30 (月) 22:47:34 gondaira ソース 9: 2013-04-23 (火) 20:00:56 gondaira ソース
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**使用方法 [#o9e11cdd] **使用方法 [#o9e11cdd]
***デバイスドライバのインストール [#pa357c52] ***デバイスドライバのインストール [#pa357c52]
-本製品には[[FTDI社>http://www.ftdichip.com/]]のUSBシリアル変換ICが使用されています。詳細は[[こちら>How to install FTDI's device driver]]を参照下さい。+本製品には[[FTDI社>http://www.ftdichip.com/]]のUSBシリアル変換ICが使用されています。 
 + 
 +インストール手順の詳細は[[こちら>How to install FTDI's device driver]]を参照下さい。
***RS485・RS232C・TTLの選択 [#a3c1d9aa] ***RS485・RS232C・TTLの選択 [#a3c1d9aa]
-送信は3種類全てのI/Fに行われます。いずれかを選択することはできません。受信については接続しているI/F全てが対象となりますので、通常はいずれか1つのI/Fのみを接続して使用してください。 +送信は3種類全てのI/Fに対して同時に行われ、任意に選択することはできません。 
-TTLは5VTTLレベルの双方向バッファICを介して1ピン端子からの送受信が可能になり、送信と受信は排他的に行われます。RS485も半二重を前提とし、いずれの場合も送信から受信への切り替えタイミングは送信バッファ内の最終バイトを送信し切った時点となります。+ 
 +受信は接続しているI/F全てが対象でOR接続されています。よって、通常はいずれか1つのI/Fのみを外部機器と接続して使用してください。 
 + 
 +TTLおよびRS485は半二重I/Fを介して送受信が排他的に行われます。TTLは1番端子のみ、RS485は4番(+)と6番(-)端子となります。~ 
 +無通信状態では常に受信モードとなり、PCから送信がなされると送信モードに切り替わり、送信バッファ内のデータを送信し切ると再度受信モードとなります。 
 + 
 +***ボーレート [#w6210b47] 
 +RS232Cポートは最大で460kbps、RS485とTTLは最大で3Mpbsまで対応します。~ 
 +なお、FTDIのUSBシリアル変換ICの仕様として、設定可能なボーレートは次式により導かれ、さらに高い順に以下の表の様に決定されています。 
 + real baudrate = 3000000 / internal divisor 
 + 
 +| real baudrate[bps] | internal divisor | 
 +| 3000000| 0| 
 +| 2000000| 1| 
 +| 1500000| 2| 
 +| 1411764.706| 2.125| 
 +| 1333333.333| 2.25| 
 +| 1263157.895| 2.375| 
 +| 1200000| 2.5| 
 +| 1142857.143| 2.625| 
 +| 1090909.091| 2.75| 
 +| 1043478.261| 2.875| 
 +| 1000000| 3| 
 +| 960000| 3.125| 
 +| 923076.923| 3.25| 
 +| 888888.889| 3.375| 
 +| 857142.857| 3.5| 
 +| 827586.207| 3.625| 
 +| (中略) | (中略) | 
 +| 183.105| 16384| 
 + 
 +つまり、任意のボーレートを指定しても、近似した表中の値に設定されます。 
**注意事項 [#q0dab54c] **注意事項 [#q0dab54c]
--市販のRS232Cケーブルで本製品と他のRS232C I/F搭載の機器と接続するとRS485とバスパワーがRS232C制御信号と接続してしまいます。市販のRS232Cケーブルではなく、必要な端子のみを接続したオリジナルなケーブルを使用してください。 +-RS485のD+とD-端子は送信・受信を意味するものではなく、お互いに論理が反転した信号が接続される事を表し、ペアで1つの信号を構成するものです。 
--ポートをアプリケーションからオープンした状態で本製品をPCのUSBコネクタから取り外さないで下さい。取り外す場合は必ずポートをクローズしてから行って下さい。+-RS485端子は受信モード時にHI-Z状態となります。未使用際や一般的なRS485機器を接続する場合は適宜終端抵抗を装備してください。 
 +-TTL端子は10kΩでプルアップされています。 
 +-市販のRS232Cケーブルで本製品と他のRS232C I/F搭載の機器とを接続すると、RS485とバスパワーがRS232C制御信号と接続されてしまいます。市販のRS232Cケーブルではなく、必要な端子のみを接続したオリジナルなケーブルを使用してください。 
 +-アプリケーションからポートをオープンした状態で本製品をPCのUSBコネクタから取り外さないで下さい。取り外す場合は必ず使用中のポートをクローズしてから行って下さい。
-USBバスパワー端子から電源を供給する場合、本製品をPCに取り付けた状態で後から電源を必要とする機器を本製品に接続することは避けてください。突入電流等で本製品が不安定になる場合があります。かならず本製品に機器を接続した状態で、USBポートに本製品を装着してください。 -USBバスパワー端子から電源を供給する場合、本製品をPCに取り付けた状態で後から電源を必要とする機器を本製品に接続することは避けてください。突入電流等で本製品が不安定になる場合があります。かならず本製品に機器を接続した状態で、USBポートに本製品を装着してください。
--USBバスパワー端子へ外部の電源を接続することは本製品およびPCを破損します。またGND端子と短絡しないでください。+-USBバスパワー端子へ外部の電源を接続することは本製品およびPCを破損しかねません。またバスパワーとGND端子と短絡しないでください。
-PCのUSBポートへ本製品を接続した瞬間にモニタLEDが数回ブリンクしますが、USBチップの初期化に伴う挙動であり不具合ではありません。 -PCのUSBポートへ本製品を接続した瞬間にモニタLEDが数回ブリンクしますが、USBチップの初期化に伴う挙動であり不具合ではありません。
-現時点で最新のドライバは先のURLの通りですが、全く問題が無いとは限りません。問題に遭遇した場合はFDTI社のサイトに公開されているFAQ等の情報を参照してください。 -現時点で最新のドライバは先のURLの通りですが、全く問題が無いとは限りません。問題に遭遇した場合はFDTI社のサイトに公開されているFAQ等の情報を参照してください。


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