1: 2021-02-17 (水) 23:27:22 takaboo ソース 2: 2022-02-07 (月) 11:34:46 takaboo ソース
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**プログラムの開発環境 [#ffd43480] **プログラムの開発環境 [#ffd43480]
***GCC Developer Lite [#xcbed9da] ***GCC Developer Lite [#xcbed9da]
-GCC Developer Liteの詳細については[[こちら>GCC Developer Lite]]で紹介していますが、LPC84xでは公式版ではないものを使用します。~ +GCC Developer Liteの詳細については[[こちら>GCC Developer Lite]]で紹介しています。「基本パック」と「ARMパック」を[[ダウンロード>GCC Developer Lite#DOWNLOAD]]してインストールしてください。なおARMパックインストールの際に表示されるコンポーネントの選択画面では「LPC84xでのみ使用」を選択してください。 
- +#ref(ArmPackLPC84x.png)
--''2021/02/17''~ +
-初回リリース~ +
-206,766,990 byte~ +
-MD5sum:64a768e7c99842e4a48a14fda6b566f6~​ +
-#ref(https://www.besttechnology.co.jp/do​wnload/USER/TECHSUPPORT/GDL2.6.0.93_LPC8​xx.exe) +
- +
-本来であればインストーラーを用いて必要なファイルを自動的にインストールするものですが、ここではGCC Developer Liteがインストールされた状態をそのままzip形式で圧縮し自己解凍ファイルにしたものを提供します。~ +
-他のバージョンのGCC Developer Liteを使用している場合は、上書きコピー等はしないよう注意して下さい。~ +
-ダウンロードしたフィルを実行すると、「C:\Program Files」もしくは「C:\Program Files (x86)」フォルダの配下に展開されます。既に別のバージョンを使用している場合は、ダウンロードしたファイルを予めアーカイバで展開しておき、ルートフォルダ名をBestTech2等に変更するなどしてから、「C:\Program Files」もしくは「C:\Program Files (x86)」フォルダの配下に移動します。~ +
-また展開される「GCCDevL.exe」へのショートカットをデスクトップ等に作っておくと良いでしょう。 +
- +
-なお最新のノートンインターネットセキュリティーにてスキャン済みですが、自己解凍ファイルを実行するとPCの設定によってはスマートスクリーン・セキュリティー警告・ユーザアカウント制御等のメッセージがしつこく表示されます。ダウンロードしたファイルのサイズやハッシュ値が上記と同一であれば「実行(R)」や「はい」を選択してインストールを進めて構いませんが、気がかりな場合はインストールそのものを中止して下さい。 +
- +
-#ref(GDL_CAmess0.png,40%) +
-#ref(GDL_CAmess1.png,70%) +
-#ref(GDL_CAmess2.png,70%) +
- +
-これらのメッセージが表示されないままインストールそのものを拒否されたり、インストーラーファイルが削除される事も考えられます。その場合はWindowsの署名に関するポリシーを変更したり、アンチウィルスの制限を緩める等の措置を講じる必要があります。~ +
-またOSの設定において8.3形式のファイルの生成が有効になっていないとコンパイル作業に支障が生じます。予め[[管理者権限でコマンドプロンプトを起動>https://www.google.com/search?q=administ​rator+command+prompt]]し、以下の様に[[fsutil>https://www.google.com/search?q​=fsutil+behavior+disable8dot3]]を使って8.3形式のファイル名の生成を有効化してから使用して下さい。 +
- C:\>fsutil behavior set disable8dot3 0 +
- 現在のレジストリの状態は 0 です (すべてのボリューム上で 8dot3 名の作成を有効にします)。 +
- +
- C:\>+
LPC845で使用される主要なコンポーネントを簡単に紹介します。 LPC845で使用される主要なコンポーネントを簡単に紹介します。
Line 231: Line 208:
~ARMコア向けC/C++言語向けのコンパイラ。できる限り最新のパッチを適用している。 ~ARMコア向けC/C++言語向けのコンパイラ。できる限り最新のパッチを適用している。
-''[[CoFlash>https://sourceforge.net/pro​jects/coflash/]]'' -''[[CoFlash>https://sourceforge.net/pro​jects/coflash/]]''
-~CMSIS-DAPに対応したICEを使用してFLASH ROMへ任意のプログラムを直接書き込むツール。LPC82x及びLPC84xのみに対応。+~CMSIS-DAPに対応したICEを使用してFLASH ROMへ任意のプログラムを直接書き込むツール。
-''ターゲットファイル'' -''ターゲットファイル''
~MPUの内蔵ペリフェラルを定義したヘッダファイルやUARTを簡便に使うためのAPI、GDBにてデバッグする際に使用する初期化ファイル、シリーズ毎に異なるメモリマップを定義したリンカスクリプトファイル、スタートアップルーチンを含む。基本的にコンパイル済みライブラリとしてソースとリンクして使用する。 ~MPUの内蔵ペリフェラルを定義したヘッダファイルやUARTを簡便に使うためのAPI、GDBにてデバッグする際に使用する初期化ファイル、シリーズ毎に異なるメモリマップを定義したリンカスクリプトファイル、スタートアップルーチンを含む。基本的にコンパイル済みライブラリとしてソースとリンクして使用する。
Line 281: Line 258:
#ref(DXMIO_GDL4.png,80%) #ref(DXMIO_GDL4.png,80%)
+転送の準備~ +転送の準備~
-コンパイルしたファイルをDXMIOに転送するためには次の図のような構成でPCとDXMIO間を接続します。ここでは電源のON/OFFが容易にできたり部品点数が少なくて済む事から[[DXHUB]]を使用していますが、[[DXSharingBoard]]や[[USB2RS485 dongle>BTE079C]]、[[USB2RSTTL dongle>BTE080C]]、[[USB2DXIF dongle>BTE096]]といった装置を使用しても構いません。+コンパイルしたファイルをDXMIOに転送するためには次の図のような構成でPCとDXMIO間を接続します。ここでは電源のON/OFFが容易にできたり部品点数が少なくて済む事から[[DXHUB]]を使用していますが、[[DXSharingBoard]]や[[USB2RS485 dongle>BTE079C]]、[[USB2RSTTL dongle>BTE080C]]、[[USB2DXIF dongle>BTE096]]、[[USB2DXIF]]といった装置を使用しても構いません。
#ref(DXMIO_DXHUB_PC_ConnectDiag.png,80%)​ #ref(DXMIO_DXHUB_PC_ConnectDiag.png,80%)​
DXHUBをPCに接続するとWindowsのデバイス一覧にCOMポートが追加されます。SIMPLE TERMからそのCOMポートを選択(COMポート番号はPCの環境によって変わるが、デバイス名に「USB Serial Port」が表示されたポートを選択)したらオープンしDXMIOに電源を供給する事で、SIMPLE TERMからDXMIOのブートローダの各種コマンドが使用できる様になります。SIMPLE TERMのCOMポートの選択は'''ファイル(F)'''メニュー→'''プロパティ(P)...'''をクリックし、表示されるダイアログボックスの''Connect to'''から該当のCOMポート番号を選択してから''OK''ボタンを押します。 DXHUBをPCに接続するとWindowsのデバイス一覧にCOMポートが追加されます。SIMPLE TERMからそのCOMポートを選択(COMポート番号はPCの環境によって変わるが、デバイス名に「USB Serial Port」が表示されたポートを選択)したらオープンしDXMIOに電源を供給する事で、SIMPLE TERMからDXMIOのブートローダの各種コマンドが使用できる様になります。SIMPLE TERMのCOMポートの選択は'''ファイル(F)'''メニュー→'''プロパティ(P)...'''をクリックし、表示されるダイアログボックスの''Connect to'''から該当のCOMポート番号を選択してから''OK''ボタンを押します。


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