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BTC096 Digitus SAM3S のソース :: Besttechnology

knowledge:BTC096 Digitus SAM3Sのソース

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TITLE:Digitus SAM3Sマニュアル
#norelated
#contents
[[ショップページへ>http://www.besttechnology.co.jp/modules/onlineshop/index.php]]

**Digitusシリーズの特徴 [#FEATURE]
-小指サイズの汎用マイコンボードシリーズ
-USBコネクタを装備しバスパワー駆動サポート
-ブレッドボード等で扱いやすい40ピンDIPパッケージサイズ
-専用ブートローダを搭載し自作したプログラムをUSBを介して転送
-チップに搭載された機能をできる限りくコネクタへ接続

**概要 [#a552fd4e]
Digitus SAM3Sは[[Atmel社>http://www.atmel.com/ja/jp/]]製ATSAM3S4A(cortex-M3コア)を搭載し、USBケーブルを接続すればバスパワーで駆動でき、PCに割り当てられるCOMポートを介してプログラムの書き換えやプログラムのデバッグができます。また、外部端子にはマイコンのほぼ全ての端子が割り当てられており、ブレッドボードでのテストなどを簡便に行うことができます。

**基本仕様 [#SPEC]
|商品番号  |BTC096 |
|PCBリビジョン |E102 (2層) |
|CPU |[[Atmel ATSAM3S4A:http://www.atmel.com/ja/jp/devices/SAM3S4A.aspx]] |
|メモリ |フラッシュROM: 256kbyte&br;SRAM: 48kbyte |
|クロック |外部オシレータ:12MHz (内部はCKGR・PMCによりプログラマブル) |
|通信機能 |USB |
|動作温度 |0~+70℃ 結露なきこと |
|動作電圧 |USBバスパワー:DC5V&br;ボード内:DC3.3V |
|消費電流 |35mA (MAX) |
|寸法 |約19×52mm |
|コネクタ等 |1x20ピンランド×2, USB-MicroB×1, プッシュボタン×1, 電源モニタLED |
|付属品 | |
|環境配慮 |RoHS準拠, 鉛フリー半田 |
***外観 [#m7c5d944]
| top | bottom |h
| #ref(E102_TOP.png,50%) | #ref(E102_BOTTOM.png,50%) |

***回路図 [#i46cab43]
#ref(E102_SCH.pdf)
***配置・外形 [#o1376c65]
#ref(E102_LAYOUT.png,100%)

***コネクタ・端子・スイッチ等 [#bed421ad]
****CN1, CN2 [#k21ad4af]
-2.54mmピッチ1列 20ピン×2
-ランド穴径 0.9mm
-*の記述がある端子は基板内で使用されていたり、パーツの未実装により配線が完結していない事を意味する。詳細は()中のコメントと回路図を参照の事。
| CN1 |<| CN2 |<|h
| No. | 端子名称 | No. | 端子名称 |h
| 1 | GND | 40 | *XIN/PB9 (R3未実装・X1に接続) |
| 2 | 3.3V | 39 | *XOUT/PB8 (R4未実装・X1に接続) |
| 3 | *ADVREF (L1を介し3.3Vに接続) | 38 | *DDP/PB11 (R6を介しCN3に接続) |
| 4 | PB0/AD4 | 37 | *DDM/PB10 (R5を介しCN3に接続) |
| 5 | PB1/AD5 | 36 | ERASE/PB12 |
| 6 | PB2/AD6 | 35 | TCK/SWCLK/PB7 |
| 7 | PB3/AD7 | 34 | TMS/SWDIO/PB6 |
| 8 | PA17/PGMD5/AD0 | 33 | JTAGSEL |
| 9 | PA18/PGMD6/AD1 | 32 | TDO/TRACEWO/PB5 |
| 10 | PA19/PGMD7/AD2 | 31 | PA0/PGMEN0 |
| 11 | PA20/AD3 | 30 | PA1/PGMEN1 |
| 12 | PA16/PGMD4 | 29 | PA2/PGMEN2 |
| 13 | PA15/PGMD3 | 28 | PA3 |
| 14 | PA14/PGMD2 | 27 | TST |
| 15 | PA13/PGMD1 | 26 | *NRST (R2でプルアップ・PB1に接続) |
| 16 | PA12/PGMD0 | 25 | PA4/PGMNCMD |
| 17 | PA11/PGMM3 | 24 | PA5/PGMRDY |
| 18 | PA10/PGMM2 | 23 | PA6/PGMNOE |
| 19 | PA9/PGMM1 | 22 | TDI/PB4 |
| 20 | PA8/XOUT32/PGMM0 | 21 | PA7/XIN32/PGMVALID |

****CN3 [#i93a2c77]
-USB-MicroBレセプタクル
-直列抵抗を介してSAM3SのUDPへ接続
-USBバスパワーをボード上の電源として供給(約500mAの電流制限および逆流防止回路付)

****CN4 [#c5444f78]
-1.27mmピッチ7ピンランド
-JTAG/SWD用
| No. | 端子名称 |h
| 1 | TCK/SWCLK/PB7 |
| 2 | GND |
| 3 | TMS/SWDIO/PB6 |
| 4 | 3.3V |
| 5 | TDO/TRACEWO/PB5 |
| 6 | NRST |
| 7 | TDI/PB4 |

****LED1 [#u9b5f74f]
-LED
-色:赤
-電源の印加で点灯

****PB1 [#l469b8dd]
-プッシュボタン
-押下でNRST端子をGNDへ短絡

****USER RAND [#se8ef72c]
-基板端に設けられたフリーなランド
-シルクにGNDと3.3Vとある2つのランドはボード内の電源に接続済

#ref(E102_USERLAND.png)

**各機能の詳細 [#DETAILS]

***電源 [#DETAILS_POWER]
--USB BUS Power~
CN3にUSBケーブルを接続するとPCから約5Vの電源(バスパワー)が供給され、ボード内のLDOにて3.3Vが作られます。~
CN1-2(3.3V)端子とCN1-1(GND)端子間からは3.3Vが出力されます。
#ref(buspower.png)
--Self Power~
CN1-2(3.3V)端子とCN1-1(GND)間に安定した3.3Vの外部電源を接続します。~
CN1-1,2に外部電源からの電圧を供給した状態でUSBケーブルを接続すると、両電源がボード内で衝突することになります。ボード内に電流制限付きの整流回路が挿入されているため、通常は外部電源の電流がUSBポートを介してPCへ逆流することはありません。しかし外部電源の電圧がボード内のLDOで生成される3.3Vより低くなると、その電位差をLDOがまかなおうとします。その際の電流が最大500mAを超える場合は、LDOによるボード外部への3.3V供給をあきらめ、本ボードへの電源供給ラインに整流回路を設けます。
#ref(selfpower.png)

***USB [#DETAILS_CN3]
CN3にはUSBケーブルを接続します。主にプログラムの転送やデバッグに使用します。
専用のデバイスドライバはGCC Developer Liteに含まれます。

***プッシュボタン(PB1) [#DETAILS_PB1]
PB1を押下するとNRST端子がGNDに接続されます。~
ブートローダはそれを検出してコマンドモードに遷移します。

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