FREEDOM jr.IIIで
ROBO-ONE Lightに出場しよう!
注意
ROBO-ONE Lightはロボット同士が激しくぶつかり合う競技である為、FREEDOM jr.IIIが故障する可能性があります。本ページに記載されている内容の操作によって発生した損害は、保証対象外となりますのでご注意下さい。

 ROBO-ONE Lightとは?
"ROBO-ONE Light"とは、二足歩行ロボットによる競技大会"ROBO-ONE"における競技の1つです。
ROBO-ONE本大会は各地のロボットビルダーが集うハイレベルな競技会である一方、ROBO-ONE Lightは"無改造の市販ロボット(公認ロボット)で簡単に参加できる"初心者向けの大会です。

FREEDOM jr.IIIはこのROBO-ONE Lightの公認ロボットに登録されています。
ROBO-ONE及びROBO-ONE Lightの詳細は以下をご覧下さい。

ROBO-ONEオフィシャルサイト
第1回 ROBO-ONE Lightページ

 ROBO-ONE Lightの競技内容
ROBO-ONEの主な競技は、3分1ラウンド3ノックダウン制の格闘競技です。

ROBO-ONE Lightも競技内容は本大会と変わりません。
有効な攻撃で倒されたロボットは1ダウンとなり、先に3ダウンを奪った方が勝ちです。
相手の攻撃と関係なく倒れた場合(スリップ)は、ダウンにはなりません。
ダウン又はスリップで倒れてから10カウント以内に立ち上がれないと、ノックアウトとなり負けです。
3分経過してもまだ決着が付いていない場合は、その時点のダウン数で勝敗を決めます。

 FREEDOM jr.IIIで出場するために必要なものは?
競技中ロボットは無線でなければなりません。
つまりACアダプタで電源を供給したり、USBケーブルでパソコンと接続して操縦したりはできません。
その為バッテリ、ワイヤレスコントローラが必要です(但しロボットが自動で動くプログラムを作った場合、ワイヤレスコントローラは不要です)。

公認ロボットは使用できるオプションパーツが決まっています。
FREEDOM jr.IIIは、公認オプションパーツとして以下を使用できます。

FREEDOM Wireless Controller
FREEDOM専用バッテリ
FREEDOM専用充電器
・SIXAXIS

 ROBO-ONE Light 用サンプルプログラムの紹介
FREEDOM jr.IIIでROBO-ONE Lightに出場するためのサンプルプログラムを用意しました。以下よりダウンロードして下さい。

ROBO-ONE Light サンプルプログラムダウンロード

ダウンロードしたファイルは、スタートガイドに従って用意したFREEDOM jr.IIIサンプルプログラムのフォルダ(FREEDOM jr.IIISMPLx.x)内に入れてコンパイルします。
プログラムの転送方法等はスタートガイドをご覧下さい。

本サンプルプログラムでは、FREEDOM jr.IIIをワイヤレスコントローラで操縦します。
モーションデータも全てサンプルプログラムの中に記載されています。
ボタンに対する動作は下図の通りです。


[U][D][L][R]ボタンで歩行を行います。ボタンを押し続けると歩行し、放すと止まります。

[1][2][3][4]ボタンで攻撃を行います。歩行中でもボタンを押すと直ぐに攻撃を行います。

[5][6]ボタンで旋回を行います。ボタンを押し続けると旋回し、放すと止まります。

[1][4]ボタン同時押しで、起き上がり動作を行います。加速度センサの値を基に、うつ伏せからの起き上がりを行うか、仰向けからの起き上がりを行うかを自動で判断します。倒れていない時は直立姿勢になります。万が一加速度センサの値が正常に取れなかった場合のために、[1][4]+[U]を押し続けることでうつ伏せからの起き上がり、[1][4]+[D]を押し続けることで仰向けからの起き上がりを加速度センサの値に関係なく行います。

[2][3]ボタン同時押しで、全てのモータが脱力します。競技中にロボットが絡まって、レフリーから脱力の指示が出た場合に使用します。[1][4]ボタン同時押しで復帰します。

 競技のコツ
競技で勝つには勿論ロボットが優れている必要があります。その為、参加者の多くはロボット作りに多くの時間を費やします。
しかし、いくらロボットが優れていても、それを動かす人間が上手に操縦しなければ競技では勝てません。ボタンの配置も覚えたし何とかなると思っていても、いざ本番になると頭が真っ白になり、全然思い通りに操縦できないという話は良く聞きます。ロボット作りと同じくらいの時間を、ロボット操縦の練習にも充てる必要がります。

 ROBO-ONE本大会で勝つには?
ROBO-ONE Lightで第3位以上に入賞すると、ROBO-ONE本大会へ出場することが可能です。

しかしROBO-ONE本大会のレベルは年々高くなっています。その為、市販のロボットで参加しても勝つのは難しいという状況です。参加者の多くは、ロボットを自作しています。また市販ロボットよりも強力なモーターを使用しています。

ROBO-ONE本大会で勝つためには、ロボットを自作できるようになる必要がありそうです。
FREEDOM jr.IIIは、プログラムの変更をせずとも、モーターを上位製品に交換するだけで、よりハイレベルなロボットを自作することができます。